てつぼう
先週末にささいな出仕事を予定していたところ、当地は寒波にみまわれ、在来線の鉄道は運休、地方は総じてタクシーが寡く、自家用車での移動も難しくなり、ほとほと困りきってしまった。そんな時に限って突発的な出来事が起きて、なにやら分刻みで移動せざるを得なくなって。普段ぼんやりしているだけに往生した。
かといって身はひとつ。その時できることをひとつひとつこなしたものの最終的にはかなりの遅延。ご容赦を願った。まことに自分の意思だけではどーにもならないことを思い知る。
忙せわしく作業を済ませたところで、移動はのろのろと時間を要するばかりで、気が急せいても状況が赦さない。寒風に身を縮め降る雪を眺めながら「できないものはできないのだ」と腑に落ちたとたん、ぽこんと「忙中閑あり」が降ってきた。忙しい人生などなにほどのものあろう。
できないものは諦める。そのことを、なぜ、最初から気がつかなかったのだろう。大汗をかいて(万障繰り合わせて)完璧にスケジュールをこなしたところで、相手にとってはそれがフツーで褒めてくれるわけでもなかろうに。ひらきなおる。



