橋本治:義経千本桜 (2005)ポプラ社
橋本治:菅原伝授手習鑑(2007)ポプラ社
橋本治:仮名手本忠臣蔵(2003)ポプラ社
橋本治・岡田嘉夫(絵)による「歌舞伎絵巻シリーズ」全5巻の内、前半の3巻。絵巻には鉄板の両名によるコラボです。音読向きに仕上げた橋本治の文体も見事ですが、岡田嘉夫の現代絵巻は絢爛にして豪華なもので、鮮やかな色彩にマットとグロスを加えた挿画は見ごたえ十分です。
岡田嘉夫のイラストは、ともするといずれの作品もタッチが同じに見えたりするのですが、本シリーズの完成度は高い。わたし的には『仮名手本忠臣蔵』が気に入っています。橋本治と岡田嘉夫は、他の作品でもコラボしていてふたりの相性がいいようです。
皆川博子:みだれ絵双紙 金瓶梅(1995)講談社
皆川版『金瓶梅』で、皆川節全開の劇的な展開が楽しめます。こちらの表紙絵・挿画も岡田嘉夫ですが、ふんだんに挿入された挿絵はすべてモノクロのイラスト。わたし的には、岡田さんのイラストはモノクロの方が「似合っているのではないか」と思ったりします。まさに、すてきな絵双紙に仕上がっています。
みだれ絵双紙 金瓶梅カバー 岡田嘉夫
岡田嘉夫さん(1934-2021)は「兵庫県出身。ファッションの専門学校などで服飾やデザインについて学ぶ一方、デッサンや絵画技術向上のため自己研鑽に努める。若いころ、昭和を代表する挿絵画家岩田専太郎に出会い、師と仰ぎ大いに影響を受けたwiki」などとある。
花組芝居:KANADEHON 忠臣蔵 チラシ





