舞台 ジャンヌ・ダルク(2014-)有村架純
安彦良和初のオールカラー描き下ろし作品『ジャンヌ(1995年10月-1996年7月)NHK出版』全3巻。その新版『愛蔵版 全1巻 570ページ(2002)NHK出版』もちろんオールカラーなのですが、これはすべて手描きじゃないの? 一コマとして淀みのない仕上がりで、本当に美しい絵物語です。
中古本でしか入手できない状態で、すでに定価よりも高くなっていますね。手元本は4刷ですから相当の部数が印刷されたはずですが、中古市場は品薄のようです。購入されたみなさんは大切に保蔵されているのでしょうね。
安彦良和:豪華版 ジャンヌ(2002)NHK出版
『ジャンヌ』とあるが物語は英仏100年戦争(1339~1453)の最中。ジャンヌ・ダルクが火刑された10年後、フランスの内戦を鎮めるために、男装の少女ボードリクール・エミールがジャンヌの幻を追って戦場に向かう。ただ、エミールにはジャンヌのような神の加護はなく、普通の田舎貴族の(男の子として育てられた)娘でしかない。
弱気な王シャルルへの信望は薄いなか、息子の王太子ルイが叛旗を翻す。かつてジャンヌと戦った武将たちもこぞって王太子に味方したことで、フランスは分裂の危機に直面していた。エミールは王シャルルを救うべく、ジャンヌの足跡を辿るかのように戦いに巻き込まれていく。
オルレアンの少女・ジャンヌ・ダルクの物語といっても、ほとんど児童本でしか読んだことがない。安彦良和は史実を追いながらエミールの物語を紡いでいく。
安彦良和:三河物語(1995)中央公論社
大久保彦左衛門忠敬が書き残した『三河物語』を、児童向けのマンガ日本の古典シリーズの一巻として企画されたもの。狂言役として一心太助が登場する。戦闘シーンや軍馬の描きようなど本当にすばらしい。こちらは現行本でいきつけの新刊書店で購入。すっかり安彦良和にはまり込んでいる。
遊歩道のベンチは雨に濡れて
舞台『ジャンヌ・ダルク』がキャストを変えながら上演されていて、堀北真希(2010-)有村架純(2014-)清原果耶(2023-)など「凛々しい系」の若手女優さんが演じている。イラストは有村架純さんを。清原果耶さんはドラマ『精霊の守り人』での殺陣が買われたのかな?





