秋山景山。七言律詩 白寉楼夜宴 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

秋山景山 書

 

 

江戸時代、われらが地元・越後長岡藩の藩校「崇徳館」の都講(校長)秋山景山(1758-1839)の書をあずかったものの、その達筆の七言律詩を読めないまましばらく事務所に掛けておいた。秋山景山は長岡藩の藩風を主導し、おそらく幕末に登場する河井継之助らに思想的影響を与えたと思われる人物です。

 

持ち込んだ知人に「難字ばかりで読めぬ」と苦情を申し述べたところ書き下し文をよこしたが、写すだけでも手間がかかる。かの時代の知識人の漢文力には頭が下がります。

 

景山については、小川和也著『文武の藩儒者 秋山景山(2011)角川選書』に詳しく、地味な研究本ながら、長岡藩や河井継之助の思想的背景を深掘りしたい向きにお勧めしたい。

 

秋山景山 白寉楼夜宴 七言律詩