野田ともうします。野田かず子と重松さん | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

野田ともうします

 

先日深夜、10年ほども前に放送されたNHKの(一話5分の)ショートショート・ドラマ・シーズン1〜3の一括再放送がありました。「おお…これは!」と、急ぎ録画予約をしたのですが。なぜか全話終盤の十数秒が録画できていないという未曽有の惨事で、がっかりです。特にシーズン1は未見だったもので。

 

実はこの作品で、今を時めく?女優・江口のりこに注目したのですが、加えて、主演野田さんの隣でいつも無気力にして冷え切った眼差しでぐだぐだになっている重松さんにすっかり魅了されて、そうそう、意味ある人生ばかりが素晴らしいのではないぞ。ぐだぐだと机に染み入らんばかりの日常のどこが悪い。

 

紫陽花の灌木

 

当時は毎日、パソコン前でマウスをミズスマシのようにくるくる回してばかりの人生にどんな意味があるんだと思っとりましたもので。いつかみておれ、いずれ重松さんのように背骨を抜いてずるずる暮らしてやるんだ。とまぁ… ところがコロナ禍があって、ぐだぐだできなくもない状況が整ったにも関わらず

 

これが意外と難しい。まことに重松さんは偉大なり。とまぁ… ところで。今回ラストの欠けた録画を見ながら、野田さんの名前は「かず子(数子?)」と知れましたが、重松さんの名前は判らないまま。原作者に聞いてみたいが「知らない」と言われるかな。イラストは(無気力にも)10年前に描いたものを。