大阪国際マラソン:松田瑞生
大阪国際マラソン2022は、スタートから松田瑞生(ダイハツ)と上杉真穂(スターツ)がトップに立ち、国内最高タイムを更新するタイムを刻むと、25㎞付近から松田が抜け出しそのままゴールした。一時は2時間20分を切るかと思われたが、後半徐々にタイムを落としてしまった。
それでも歴代5位の好記録でオレゴン開催の世界陸上に名乗りを上げた。一方、ジリジリと後退した上杉真穂だったが、こちらも粘って自己新記録を大幅に更新、世界陸上への派遣標準記録を上回る。また松田の好敵手として期待された佐藤早也伽(積水)は後半追い上げるプランが不発6位に留まった。
シバイヌを眠らせ雪ふりつむ
最近はペースメーカーを伴走させることが多くなった。五輪前など特別な意図で組まれたレースや記録会などはかまわないが、勝負ということであればペースメーカーは不要と思われる。左右後ろに松田を守護するごとくの風景は「長距離走者の孤独」的崇高さを損なうような。一考を願いたい。
朝撮り写真