不破聖衣来。全日本大学女子駅伝2021/高松智美ムセンビ。ラストラン | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

昨日、全日本大学女子駅伝が開催され、強いですね。名城大の5連覇達成です。大東文化大は第1区で転倒があって11位と出遅れたのですが、終わってみれば5年連続の第2位。こちらも安定した力を発揮しています。さて、驚かされたのは創部して間もない拓殖大がいきなり第3位で表彰台に。

 

前ブログでご案内した不破聖衣来がエース区間(9.2㎞)を、9位でタスキを受けると6人抜き(これまでの区間記録を1分14秒更新する)28分00秒の区間新記録で駆け抜けチームを3位に押し上げました。9.2㎞を28分00秒って、10,000mを30分代で走れるってことですよ。

 

日本女子で10,000mを30分代の記録保持者は、あの新谷仁美さんを筆頭に、渋井陽子さん、福士加代子さんの三人だけ(と、中継解説者が興奮されていましたが)不破聖衣来さんのスピードがいかほどのものか。長いストライドと高い腿上げに足の回転が速く、その軽やかなフォームが素晴らしい。

 

大阪薫英時代の高松智美ムセンビ(2017)

 

さて、優勝した名城大は第1区・区間賞の山本有真、第2区・区間新記録の高松智美ムセンビの二人で独走状態に持ち込み、ほぼ優勝を決めたように思われます。その高松智美ムセンビは、年末の富士山女子駅伝を最後に陸上から離れるとのこと。実業団からの誘いを断っての決断らしい。

 

都道府県対抗駅伝で中学校の頃から見知っていただけに残念な思いが強いのですが、本人の意思を尊重するしかありません。ムセンビのお姉さん高松望ムセンビも素晴らしいランナーでね。全国高校駅伝(2017年)での身長差20㎝のヘレン・エカラレとの一騎打ちが思いだされます。ご苦労さまでした。

 

湯呑コーヒー