世界選手権の宮原知子 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
宮原知子
 宮原知子

フィギュア世界選手権ショート女子はレベルの高い戦いをしているが、ご贔屓のアンナ・ポゴリラヤが、長い手足と身長を存分に活かし2位スタートとひさしぶりに元気なところをみせている。日本勢では本郷理華がひとり気持ち良さそうに滑っていたが、浅田真央・宮原知子はもう一息乗り切れない様子だ。ところで、順位はともかく前々から気になっているのが宮原知子で、コーチから「どんくさい」などと言われるなど、たしかに体形容姿に恵まれていはいない。

ショートのプログラム使用曲フラメンコ風の「ファイヤーダンス」は、その演出とともに宮原のキャラクターを無視した意外性で楽しませてくれるが、では本来どんな演出が似合うかといったらちょっと困ってしまうのかもしれない。「手堅い努力の人」といった感じの人が、氷上でファンタジーを演じて魅せるというのは、やはり大変そうな気がする。となると3アクセルを習得するとか、テクニカルな打開に向かうざるを得ないのだろうかね。