天使すぎる始球式 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
橋本環奈
 天使すぎる始球式 橋本環奈

前回ソフトバンク対ロッテ開幕戦に続き、同カード10回戦でふたたびアイドルグループ Rev. from DVL の天使すぎる橋本環奈が始球式を務めた。「今日はPepperくん魔球を投げました。Pepperくんみたいに格好良く、シャキンと。ボールも受け取ってきたので力がボールにこもってます」とコメントしたらしいが〝Pepperくん魔球?〟オジサンにはほぼ意味不明。私たちはこんな少女の〝かわいらしさ〟を賞味期限をもって玩味する。

文学の挿絵と装幀展
 文学の挿絵と装幀展(1997)神奈川近代文学館

装幀はともかく、新聞雑誌類に描かれた挿絵の展覧会が開催されるようになったのはいつ頃からだろう。やよい美術館や神奈川近代文学館あたりが先駆だった気がするが、昨年末から新年にかけての小野佐世男展、春に開催された東京ステーションギャラリーでの木村荘八展など、いまではすっかりメジャーになった。有名無名の挿絵画家は現在の少女アイドルのごとく、出版マスコミに使い捨てされてきたわけだけど、挿絵がイラストと呼称を替えたころ、ようやく陽の目があたり始めた。

大正時代に大衆文学がジャンルとして確立すると、以降挿絵と物語はタッグを組んでその世界を共に開拓してきたが、現代の連載小説にはそうした両者の親和性はすでに希薄になり、もはや蜜月時代はふたたび返ってくるとは思えない。やはり、過去のジャンルとして静かに閉じられてしまうのでしょうかね。