佐藤雅美「町医 北村宗哲」 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
$mizusumashi-tei-眠れる美女

$mizusumashi-tei-北村宗哲
 佐藤雅美:町医 北村宗哲(平18)角川書店

佐藤雅美の「町医 北村宗哲」は「本の旅人」2005.04~2006.07に掲載された。時代は江戸後期天保の後、北村宗哲は医師の妾腹の子で医学館に通っていたが父の死によって学業をまっとうできず、ひょんなことから渡世の道に入り込む。流転10数年を経て足を洗い医院を開業するが、経歴がものをいって(本人は迷惑するも)アンダーグラウンドな調停が持ち込まれたりもする。医学館時代の友人(将軍御目見えの)奥医師から渡世人まで幅広い登場人物を自在に用い、江戸の諸相を町医の視線で描いている。

ひいき筋の佐藤雅美(チャンバラのない)考証的な時代劇、佐藤のさまざまなシリーズもので唯一の読み残しです。皆読んでしまうと寂しくなるので残しておいたのですが、いよいよですね。出だし好調で次巻が楽しみ。

$mizusumashi-tei-vivianne

しばらくロゴマークやサイン&印刷物制作など美容室開店のお手伝いをしていました。本日がオープンなので朝一番で店内の撮影です。昨日プレオープン時におまかせカットをお願いしたら、今どきの二段カット、頭頂部はワックスでくしゃくしゃツンツンするはめに。