松井今朝子「三世相」と中林宗衛再び | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
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松井今朝子の並木拍子郎種取帳シリーズ第3作「三世相(さんぜそう)」は、町方同心の次男坊筧兵四郎は台本役者、いわゆるシナリオライターに弟子入り、芝居の種にと世間の噂や事件を取材しているうちに事件にまきこまれる。青春もので、主人公の拍子郎と男勝りで恋人らしき“おあさ”を中心に組立てられている。前にも書いたが、藤沢周平の獄医立花登手控えシリーズと同質の作品で、気軽にのんびり安心して読める。松井今朝子の役者ものは定評あるが、加えて食道楽の楽しさを加えている。短編連作。

今日は“田酒(でんしゅ)”の会で呑んで帰ってきたところ。田酒純米吟醸は青森のお酒で、甘口だがすっきりとしたおいしいお酒です。堪能致しました。居酒屋で持ち込み、その居酒屋のマスターの寝酒用に一升瓶1/4ほどを残して贈呈して参りました。そこで知り合った中林さんが、昨年12月3日ブログでご紹介した中林宗衛さんのご親戚の方で、いやびっくり。ひょっとすると今年は、宝くじを買えば当たるかもしれませんね。ご実家は川口町の旧家、かつての旦那様なのでした。ほんとにびっくり。