紐育州知事回春とマット・スカダー | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
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いまさらひな人形でもないでしょうけど、酔っぱらってないときの撮影もアップしておかないと。対のかたわれがいらっしゃらないせいか、そこはかとない憂いを浮かべているようにも見えるが、宮様ですからバカ笑いもできんでしょうし。美人でいらっしゃいます。惚れました。マネキンも好きですが、長岡市内ではなかなか興味深い物件も稀になりました。皆さんマネキンを買い替えたり、最新のものを絶えずレンラルというのも経費がかかると思われるのか、首なしが多くて残念です。

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ニューヨーク州知事が高級コールガールを回春したとかでニュースになっています。ご夫人を伴っての謝罪会見も辛いものですが、コールガールの時給が10万円というのは記録にとどめたいと思います。私も昨日、時給‘あたり’5万円ほどの仕事をさせていただきましたが、時給に換算してということですので。間違っても売上げのお話ではありませぬ。そういえば、ローレンスブロックのアル中探偵マット・スカダーの恋人が高級コールガールの姐御のような人物で、若い同業に慕われている。

そこでの彼女たちはお金持ちの妾のような感じで、お金があれば誰でもといったものではないらしい。今回の州知事のお相手のように、都会を夢みて田舎から出てきて、悪い男にひっかかり身を持ち崩したりすることが多いのだと。元々無垢な女たちが多く、そんな彼女たちの苦境を救うべくマット・スカダーは探偵免許を剥奪されているのにもかかわらず、ひと肌脱ぐという展開になる。最近、某外務省を舞台にした国際高級コールガール組織をからめたミステリを読んだが、題名が思いだせない。

 シルクなす天蓋ねむる娼婦等の遥けし故郷に耕し父母

娼婦(おとめ)故郷(くに)と読む。男にとっていい女を抱きたいというのはあまりにストレートでへそ曲がりブログでは回避のテーマだが、一方で30代の独身男性の比率が4割に達したというような新聞記事は気になる。恋愛結婚に対する低体温症といった字句もあったが、積極的に女性を口説く男が減ったというのも問題だろう。かつて低体温症的な私が書くのはどうかとは思うけど。性の問題も賃金格差と同じで、一方では過剰に紊乱し、片やそれどころではないのか。

あるいは、結婚したところで幸せな夢を描けぬという沼地に足を突っ込んでいるのかも知れない。苦手なテーマなので長居はしませんけど、若いうちから老いた私のように蹉跌してしまうのはいかがなものか。さまざまな遠因が複層していると思うけれど、ひとつにはある時期になったら親の庇護を打ち切るというのは必要なのかもしれない。さまざまな事情を勘案してもね。若者の性欲が窒息してしまわないうちに。朝から生臭いか。