[25933]統一協会の卑怯卑劣な反社会犯罪行為の実態 by.元統一幹部 2008年07月12日(土) 22時09分

現在、生き生きとテレビドラマ出演を手がける音無美紀子さん。
数年前に統一協会から騙され脱会までの手記を出版されました。
統一協会との辛い過去を振り切って頑張っている音無美紀子さん
の活躍をこれからも期待します。

---------------------------------------------------

女優の音無美紀子さんが、統一協会をやめた理由

 2004年5月25日に、音無さんが、夫で俳優の村井国男氏と共著で著書をだされました。
 その中で、音無さんは、統一協会に入信し、脱会するまでの経緯について触れられています。
 
 金銭被害については触れられておられないので、本当の真実はわかりませんが、統一協会の実態と手口がよくわかります。

 「神につながれば息子の病気は治るという。しかし、現実問題として出家はできない。では、自分の命を投げ出して息子を救えるかといえば、心境としては息子が助かるなら身代わりになって死んでもいいという気持ちだけれど、それは間違いなくそうだけれども、では夫や娘を残してもいいのかといったら、そうはいかない。だから出家をしなくても、身代わりにならなくても、神に近づける道があると聞いたとき、私は飛びついたのだった。」(22頁)

 これは出家トークと呼ばれるもので、出家する覚悟で、金銭を出しなさい、壷や多宝塔を購入しなさい、という手段に使われるものです。金銭への執着を解く手段として、マニュアルどおりに言われるもので、おそらくは音無さんも、多額の金銭被害を受けていると思いますが、被害については触れられていません。
 
 「たとえば、勉強会に行くときは夫に内緒で出かける。急に、今日いらしてくださいと言われることもある。今日は主人が在宅ですから行けません。嘘をついてでもいらしてください。神は嘘をついても非難しません、と言う。それはそれで納得するとして、たとえ子どもに熱があっても、夫が行くなと足止めしても、家庭に波風が立とうとも、なんとしてもここに来ることが信仰ですとまで言われると、どこかにためらうものがあった。(これが信仰なのだろうか。こんなに不自由で、こんなに自分の気持ちを閉ざして、気持ちが羽ばたけない信仰で、心が自由になるのだろうか)
 信仰への思いと疑問が交錯して、どれが正しいのか判断できないわたしに、解決への糸口を紡いでくれたのは、夫だった」(178頁-179頁)

 家族にさえ嘘を平気でつかせる、嘘をつくことを平気にさせるのも統一協会の実態です。
 そして愛すべき家族が救ってくれる、これも多くの元信者が経験する過程です。

なお著書は感動的です。さぞ子どもの病気や、乳がん手術などで、さぞ苦しまれたのだと思います。
 今後の人生に幸ありと、激励をしてあげたい、そんな本です。そのままドラマになってもおかしくありません。ただ統一協会のことも、もっと赤裸々につづってほしかったと思います。
 
 

妻の乳房-「乳がん」と歩いた二人の十六年
光文社Kappa books
村井国夫、音無美紀子 (著)
http://homepage1.nifty.com/kito/uc.jouhou.htm




にほんブログ村