http://www.asyura2.com/sora/bd12/msg/536.html

引用

禁断の恋

私(洪蘭淑)は彼女(仁進、文鮮明の娘)が青年とべたべたとふざけあい、

『「祝福子女」はキスはしてはいけないと考えられているけれども、

私達は例外よ』と言っているのを聞いた。

 それは危険な恋いだった。そのときふたりのどちらも、自分達の父親が

同一人物だとは知らなかった。少年は文鮮明の非嫡出子だった。

私は一年前に母からそう告げられていたが、その夜の話しから、誰もまだ、

彼らに事実を教えていないことは明らかだった。少年が文氏と教会員との

情事から生まれたことは「36家庭」のあいだでは公然の秘密だった。

母は私に『それはロマンチックな関係ではなかった』と説明した。

それは神に定められた「摂理」の結合だが、俗世間には理解できない結合

だ。あらゆる誤解をさけるために、少年は生まれたときに文鮮明のもっとも

信頼する顧問のひとりの家庭に預けられ、その息子として育てられた。

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文氏は父親であることを公には認めていないが、

少年本人と文家の第二世代には、1980年代末に真実が告げられた。


(わが父文鮮明の正体 洪蘭淑著 林四郎訳

文藝春秋社 )

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