http://kamomiya.ddo.jp/Souko/C01/Hayakawa/Touitu.htm 引用

●「麻原オウム真理教と統一協会を結ぶ点と線」

 前述の「週刊現代」に載っている栗本慎一郎氏の「麻原オウム真理教と統一協会を結ぶ点と線」という一文で、栗本は専攻する「経済人類学」の立場から、オウム真理教を巡る一連の疑惑を解くキーワードとなるのは「北朝鮮」(朝鮮民主主義人民共和国)と「統一協会」と断定する。 

 「実は91年晩秋に、麻原と会談した事がある。話題は輪廻転生や空中浮遊の科学的根拠 

 等で、当然彼の超能力の可能性は否定してやったんだが(此の否定が共産主義者の唯物論 

 の考え。現実には霊体が存在しているから、霊体自身が宇宙大自然の法則(一番の奥義、 

 東洋では「気」で、今現在用語では「スカラー波、重力波」)を使用して現象を起こす。 

 人はそれを見て、超能力と言っている!忍)、会談に先立って、意外な事実を掴んだんで 

 す。麻原の父親は朝鮮から日本へ渡ってきた人だったんです」(「週刊現代」平成7年5 

 月27日号) 

  

 この事が栗本氏の研究では大きな意味を持つ。 

 「朝鮮半島のキリスト教史を見ると、現地に昔からあった土俗宗教に異文化であるカトリ 

 ックが侵入し、土俗宗教が危機に陥った結果、両者が融合された『危機宗教』というのが 

 ある事が分かる。 

  この『危機宗教』の1種に、朴秦善が起こした伝道館(長老教ともいう)があった。伝 

 道館では、信者は1カ所に集められ毛布や醤油を作って生計を立てているんですが、その 

 収入は全て教祖に入ってしまう。この朴秦善の『集金システム』を受け継いだのが、文鮮 

 明の統一教会なんです。 

  そして、オウムも朴秦善・伝道館の支流だろうと思われます。というのも、伝道館では 

 一カ所で生活する際、信者に財産の全てを寄進させている。血分けの儀式(悪魔の儀式! 

 忍)も『危機宗教』独特のものです。つまりオウムは、このやり方を露襲しているのです。 

 朴秦善・伝道館を『父』とするなら、オウム真理教と統一協会とは『兄弟』のような関係 

 といえるでしょう」(同上)