本日紹介する民宿はここです。
(前ブログの続きから)
一ノ関から、「やまびこ~はやぶさ」と乗り継いで、大宮に降り立ったアタシ達吟遊酒人ご一行様。
ここから家に帰る…なんてことはできない。
またまた新幹線に乗って、新潟県は上越市を目指す。
こんな無駄なことが出来るのも、ひとえに私吟遊酒人が好事家(こうずか)であることと、大人の休日倶楽部会員パスがあるからかな。
いえいえ、私が風流人…だということにしておこう(^-^;
というわけで、「はくたか563号」に乗車します。
今度は、E7系に乗ります。
乗車時間は、1時間24分。
一ノ関から乗車時間延べ3時間5分
上越妙高駅に到着っス。
ここで、また、レンタカーを借りて、宿へと向かいます。
実はここ、9月、11月と泊まっているのですが、凄く魚が美味しいので、再々訪なのです。
民宿とは思えないほど、スッキリとしています。
昨日と言い、今日と言い、宿泊客は我ら1組。
この時期、観光地もないところでは、よほどの魚好きじゃなきゃあね(^-^;
さぁ、宴会前に、ひとっ風呂浴びちゃいましょう。
お風呂は一つ、貸し切り制となっています。
アハハ、一番風呂でしたわ(^^♪
さぁ、美味しい魚で、ガッツリと日本酒を飲みましょうかね(^^♪
◆施設データ◆
施設区分:民宿
施 設 名:上越料理と地酒の民宿 わすけ
住 所:上越市柿崎区上下浜1,637
電話番号:025(536)2110
経 営 者:㈲フードショップわすけ
同 住 所:同 上
◆宿泊データ◆
宿泊形態:一泊二食付
宿泊代金:【ガッツリ!大漁舟盛りのグルメプラン】(13,980円)
総支払額:31,790円
室内設備:□無料朝食 ■冷蔵庫(共同) ■エアコン □空気清浄機 ■トイレ(共同 ウオッシュレット機能有) ■風呂(共同) ■WiFi設備 □ズボンプレッサー ■アメニティグッズ(少) □湯沸し □近隣にコンビニ □消臭剤 □その他()
≪室 内≫
≪食 事≫
【先附】今が旬の上越産ヤリイカの墨和え、自家製いくら醤油漬け、【前菜】米山山葵の醤油漬け、米山のいのししハム、海老焼き、能漁港伝宝丸の紅ズワイ蟹を使ったテリーヌ、頚城酒造の甘麴入りの厚焼き玉子、八幡巻き、能生海岸で採ったえご練り、【お刺身】上越産真鯛、上越産ヤリイカ、上越産のどぐろ炙り、上越産甘海老、上越産ほうぼうほか、妻一式、【茶碗蒸し】、【名物】イカスミコロッケ、【紅ズワイ蟹】、【雌蟹】、【鍋物】、【食事】岸田ファームの新之助
〇【先附】
〇【前菜】
〇【お刺身】
〇 ショウサイフグ
〇【茶碗蒸し】
〇【紅ずわい蟹】(一人一尾)
〇【名物】イカスミコロッケ
〇 かさごの小袖寿司≪サービス≫
〇【雌蟹】
〇【鍋物】鯛、河豚、車麩
〇【香物】
〇【食事】岸田ファームの新之助
〇 朝食全景
◆評 価◆(★×5段階評価 標準は★★)
設 備 ★★
清 潔 感 ★★★
サービス -
食 材 ★★★★★
お薦め度 ★★★★
素晴らしい料理です。
だってさぁ、夕食で魚介料理じゃないのは、ご飯と香物だけという徹底さがイイねぇ!
個人的には、目新しいものはありませんでしたが、爆盛りな刺身の量と高品質さが凄い。
刺身って鮮度が良ければ美味しいってものじゃないし、旨味МAXでの提供なので、その魚種の特徴がきちんと表現されています。
そして、紅ズワイの身離れの良さは特筆ものでした(^^♪
もちろん、イカスミコロッケも美味しかったよ。
今回「も」、ビアは最小限にとどめました。
ビアはね、魚を大喰いするときに、胃袋で邪魔になるのです。
酔わないし…(^^♪
今が旬の上越産ヤリイカの墨和えです。
自家製のいくら醬油漬けが添えてあります。
「前菜」だけでも、立派な酒のつまみ…。
宅呑みだったら、これだけでいい…くらいです(^^♪
米山山葵の醤油漬けです。
米山いのししのハム。
へぇ~、猪もハムになっちゃうんだね。
ぜ~んぜん、獣のクセがなかったよ~。
海老焼き。
姿が、カッチョええ
頭からガリガリ食べちゃいました。
「能漁港伝宝丸の紅ズワイ蟹を使ったテリーヌ」です。
蟹が旨くマッチしてます。
「甘麴入りの厚焼き玉子」。
まるで寿司屋の玉(ぎょく)みたいで美味しいっス。
八幡巻き。
アハハ、なんか魚をが入っていたりする遊び心があるのかな?と、思ったら、フツーの八幡巻きでした。
「えご」は「能生海岸で採ったえご草を大出口泉水で練った」そうです。
実は、「えご」は、私の故郷である長野県は安曇野でも、お盆の料理として食べてます。
美味しいとか不味いじゃなくて、懐かしさがこみ上げてきました。
アタシャ、生姜醤油がいいな。
舟盛りで刺身が登場!
刺身のタネは9種。
真鯛、槍烏賊、喉黒、甘海老、方々、梶木、水蛸、鰤、ネギトロ。
適量ですな(^^♪ ← やせ我慢です。
衛星写真です。
グーグル社にお願いして撮影していただきました(^-^;
魚には日本酒ですよ~。
炭酸系と一緒に食べたら、とても完食などできませんからね~。
さぁ、次は刺身です。
「真鯛」から行っちゃいましょう。
これは、真鯛の皮が美味しいから、余すとこなくいただいちゃおうってことです。
おいらの大好物「槍烏賊(やりいか)」
こんな切り方のいか刺し…。
このテクニック、いただきましたm(_ _)m
出ました!いよっ、千両役者の「のどぐろ」の炙り。
脂がジュワっと染み出てきます。
「甘海老」です。
正式名称は、「ホッコクアカエビ」。
新潟では、「南蛮えび」と呼ばれてます。
「魴鮄(ほうぼう)」。
うま味が強く、しかも食感が楽しめて美味しいです。
「梶木(かじき)」。
鮪みたいに、脂身部分に嫌なスジがなくて美味しい!
「水蛸」。
ウフフ、個人的には、日本海の味なのです、
「鰤」行きます。
天然の鰤だけど、臭みがなく、クセがないのが素晴らしい。
刺身の〆は「ネギトロ」。
潮際河豚(ショウサイフグ)。
美味しい河豚なんですよ~。
アハハ、テッサが食べられました。
(河豚の毒で)当たると死ぬから、鉄砲の刺身ろいうことで「テッサ」…。
テッサは、こんな喰い方が美味しいんです!
茶碗蒸しは、「羅臼昆布で取った濃厚な出汁に、鰹節の香りが絶妙なバランス」とのことです。
出汁に凄く特徴のある茶碗蒸しでした。
海老めっけ!
この宿の名物「イカスミコロッケ」です。
「イカ墨に含まれるリゾチウムというアミノ酸は動脈硬化などの予防に効果あり! 美味しく、そして健康に。わすけの名物メニュー」だそうです。
イカ墨の甘味と「にほひ」がほんのりと伝わってきました。
紅ずわい、行っちゃいますよ~。
「能生漁港で水揚げされ、すぐに茹でた紅ズワイ。この蟹の最大の特徴は、スルッとむけることと、ひとりに一杯づつ出せる値段」だそうです。
思うにそれはきっと…、生きたまま茹でた蟹だから…と思う。
でかい紅ズワイです。
店で買えば、1,500~2,000円クラスの大きさです。
ミソ入りは並の上でした。
美味しそうな蟹みそでしょ?
大蟹喰いな私吟遊酒人、佐渡の弥吉丸から年に数回は取り寄せて、腹いっぱい蟹を食べている私をもってしても、この身離れの良さには脱帽です。
そして薄味!
「雌蟹(めがに)」です。
「「香箱蟹」とか「せいこ」と言われている本ズワイ蟹の雌。何といっても真っ赤な卵が美味しい」そうです。
雌蟹って小さいんです。
大きい蟹は全部♂なの。
内子と外子が美味しい!
みそ汁替わりの鍋。
「鯛の骨でダシを取る、具はシンプルに飛龍頭。上越産白エビを使った自家製」だそうです。
飛龍頭(ひりゅうず)とは、潰した豆腐に野菜を加えて油で揚げたもので、「がんもどき」のことです。
この鍋、鯛の骨の出汁や飛龍頭から滲み出た白海老の旨みを思う存分楽しむために、新之助を雑炊にしちゃいました。
火を止めた後から溶き卵を入れて、ササっと掬います。
こんな感じで…。
美味いわぁ!
完璧に完食しましたよ~。
いやぁ、部屋呑みで9パー缶を1本空けておねんね( ˘ω˘)スヤァ
そして朝飯。
夜は魚、朝は野菜がメインだそうです。
これぞ、THE・日本の朝食って感じ…(^^♪
ご飯は岸田ライスファームの新之助です。
一杯目は、ふりかけとおかずで…。
味付けのりで巻いていただきました。
二杯目は「OTNKG(温泉卵納豆がけごはん)」です。
これも海苔を巻いて…。
こんな感じで一泊二食を楽しみました。
いやぁ、この魚の鮮度、クオリティ、美味しさ、どれをとっても大満足でした。
ここは、四季を通じて美味しい魚が食べられるとのことなので、アタシ酔待童子の定宿として決定です。
次は、2ヶ月後に行くぞ~!
♪窓の外は雨ぇ~
薄(うす)ら寒い雨の朝。
雪にならないだけマシか。
さぁ、ちょいと、魚勢へでも行って魚買って帰ろうかな?
でも、2日間、魚尽くしだったから、見るだけにとどめて、駅へと向かいました。
高崎辺りで降りて、昼酒飲んで帰ろうっと!(次ブログへ続く。)
【食器棚 吟遊酒人の太平洋から日本海さかな旅】