京都旅 ⑧ がっかりな 懐石 『 樋渡 』 |     みやこわすれの料理・つれづれ記

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   2日目の夜は 1日1組限定の懐石料理 『 樋渡 』  を 予約してありました。

 

事前に、身体が弱い為 一時間半で食べ終えたい事と、昨年品数がやたら多くてせっかくの

 

丹波栗の ” 栗ご飯 ” が全く食べられなかったことを伝え品数を減らしてもらい、デザート

 

も一種類にして欲しい旨頼んでありました。

 

 

   6時前に店前に着くと、はんなりとした女将さんが玄関に打ち水を打っているところ

 

でした。

 

中の部屋は実家の家を思い出すような大正時代の町屋で、座敷は1つです。

 

 

   最初に出された ” 淡路産の鯛の蕪蒸し ” は さすがに美味しくて、ほっとしました。

 

ところが、次のお椀からがひどかったです。

 

お椀の出汁の味が全くしなく、プロの料理人が作ったとは思えない代物でした。

 

お椀は懐石料理の中で、一番重要なものなので心底がっかりしました。ショボーン

 

   次の八寸も、何の変哲のない平凡なものばかりで全くダメでした。

 

いくらの醤油漬けやホタテの炙り、牡蠣の白味噌煮 ( 生臭くて食べられませんでした )

 

などでした。

 

   お造りはさすがに ” 平目とイカ ” で美味しかったですが、昨年と同じカニに至っては

 

量ばかり多くて味が悪く、残さざるを得ませんでした。

 

   そして ” 炊き合わせ ” として出されたものが、何と旬の京野菜の炊き合わせ

 

じゃなく、大きな鰆の身と小さくしなびた端の方の海老芋でした。

 

冬が旬の京野菜の代表の海老芋がみすぼらしく、信じられないことに固くて固くて

 

お箸で割れませんでした。

 

仕方なく、行儀悪く口でかじるしかなかったです ・・・・ 。

 

こんな体験は初めてでした。ショック

 

締めの栗ご飯 (伏見の栗) は 栗を2,3個食べただけでした。

 

だって、ご飯がべちゃべちゃでしたもの。

 

このお粗末な内容の料理で、1人1万7千5百円は高すぎます。汗 叫び 汗

 

全く満足のいかない 『 樋渡 』 でした。