今年も秋になって、栗100%の ” 栗きんとん ” を 楽しめる季節になりま
した。
” 栗きんとん ” は木曽路の宿場町である栗で有名な中津川の代表的な銘菓
です。
蒸した栗を二つに切り、実を丹念に取り出し、これに砂糖を加え長時間かけて
焚き上げたものを晒し(さらし)で茶巾絞りに絞る、昔ながらの方法で作って
いるそうです。
鄙びた(ひなびた)素朴さ、野趣に富んだ ” 栗きんとん ” は 秋深まる木曽路を
想い起こさせます。
昔、家族で妻籠へ旅した時に、店々で 栗きんとん を売っていました。
○●○●○●○●○●
秋になると必ず ” 栗きんとん ” を2,3回買い求めます。
全く甘くないので、大好きです。
○●○●○●○●○●
” 栗きんとん ” を入れた竹製のカゴは、京都の叔母 (半泥子の分家の
娘にあたります) に連れてもらった京都祇園の 「 西河 」 で求めたもので、
洋服以外の物を自分の目で見て、選んで買ったのは、これが最初でした。
お茶事の炭カゴを模した形が気に入って、一目惚れでした
若かった私にとっては高い買い物でしたが、今でも大切に使っています。