ある日曜日、次男がある骨董市で私好みの小ぶりな渋い銀地の扇面に
可憐な みやこわすれの花 が描かれたものをたった千円!で買ってきてくれ
ました。 古そうなものでした。
裏側には、またまた可憐な紅色の 河原撫子(なでしこ) が描かれています。
私の好みにピッタリのものを、多くの品物の中から選び取ってくる目は
さすがです。
私はやはり、大好きな みやこわすれ の絵にしばし見とれました。
そして、その夜は寝るまで見とれていました。
次男は早速、翌日に古い額を仕入れてきて、紺地の厚紙を背景に入れて
額装してくれました。
すると、紺地の効果で渋い銀地が映えて、銀地の扇が浮かび上がって
見えました。
ちゃんと額装すると、とても千円! の扇面とは思えません。
こういう掘り出し物は実に嬉しいものです。
猛暑の夏、しばらく眺めて暮らすと心が癒されそうです。
それにしても、私の好みは一貫していて、どこか静かで、楚々として
可憐なものが多いようです。 ゚*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*゚