伊勢神宮に参拝し夕食までのんびりしていたら、雨風がやみ、雲が
どんどん流れていき陽が射していきました。
念願の英虞湾の夕景を目に焼きつけてから、二日目の夕食 『浜木綿』 へ・・・。
今回は、いつもより一、二品少ないコースにしました。
まず先付が ” 烏賊のもみじ和え ・ ぎんなん豆腐 ・ 鮑肝の山椒煮 ”。
続いて ” 土瓶蒸し ”。 具は松茸、ふぐ、車海老 と豪華でした。
東京を発つ前から ここの土瓶蒸しを楽しみにしてたのです。
神宮の参道や おはらい町で雨に少し濡れた体に、じんわりと松茸の出汁が
沁みていきました。
国産松茸なんぞ なかなか 頂けないですしネ。
じっくり時間をかけて美味しく頂きました。
次は ” お造り 三種盛り ”。 鯛 ・か んぱち ・ 烏賊 でした。
私はほとんど醤油ではなく、塩昆布で食べました。
この鯛の跳ね返るような弾力がすごくてビックリしました。
家でも渋谷市場という所で、さくの刺身を買ってきて切るのですが、歯ごたえが
全く違います。 当たり前ですネ。
そして八寸。
秋って感じで綺麗でした。 柿の胡桃あえ ・ きのこの胡麻浸し ・
和牛巻 ・ 茄子の揚げ浸し ・ 松傘しいたけ ・ きぬかつぎ ・ 秋刀魚棒寿司 ・
梨サーモン などなど。
青魚が苦手な私でも秋刀魚の棒寿司が食べられました。
’柿の胡麻あえ’ の軽い塩味と果物の甘みが、とても美味しかったです。
今年はやけに、特においしかったです。
香ばしいかおりと、ぷりっとした食感が ・・・ これがおいしい ・・・ 。
でも、この後に続くメインが入らなくなるので、家族の者に半分食べてもらい
ました。
口直しに ” 海藻素麺 ”。
そうめんが得意ではない私ですが、ものすごくシャキッとしめてあったせいか、
するすると頂いちゃいました。
続いて ” 伊勢鶏のかぶら蒸し ”。
これが期待していなかったのと裏腹に美味しかったのです。
普通かぶら蒸しには白身魚ですが、下味の付いた鶏肉が入っており、
おもわず全部頂いてしまいました。
そして ” 黒鮑の唐揚げ 真珠塩 ”。
こんなお料理 ここでしか あり得ないでしょう。!!!
メインは四種類の中から選ぶのですが、断然この鮑です。
前の日に ” 鮑の海藻蒸し ” というのを頂いたのですが、またまた このすごい
なんとも言えない食感と風味。 ・・・・・
千葉の鮑とは全然ちがう、ここでしか食べられないお味 ・・・・・
もう 唸る(うな)るだけです。
最後に ” 鯛味噌茶漬け ” と ” 香の物 ” 。 デザート。
で 志摩の海の幸絶品懐石は終わりです。
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食事の間、ずっと英虞湾の夜空に三日月
と宵の明星
が見えていました。