お墓参りを終えた一日目の夕食は 『 ラ ・ メール 』
（ベイスイート）での
海の幸フレンチでした。
前菜の前のアミューズは、”鯛のマリネ ビーツと紅玉りんごのサラダ” と、
” 生野菜スティック 鮑の肝ソース ”。
甘味と酸味と苦みで始まる、年に一度の超豪華ディナーです。
前菜は ” 海の幸と旬野菜 サフラン風味のジュレのせ ”。
この前菜がものすごーーく美味しかったのです。
鮑 ・ ほたて ・ 金目鯛 ・ 車海老 トマト ・ カリフラワーなどにジュレがかかり、
人参か何かを固めたゼリーも添えてあり、おもわず 「おいしい！」 という言葉
が口に出た程でした。
続いて ” 伊勢海老のコンソメスープ ”。
この志摩観のスペシャリテ ” 伊勢海老のクリームスープ ベイスイート ” の
変化球です。 はじめて頂きました。
伊勢海老でコンソメが作れるのかな ・・・ と 、正直思ってしまいましたが ・・・
上品な味でした。
クリームスープは海老の香り ・ エキスが一口で、はっきりとわかるのですが、
これはコンソメの味のほうがつよい、さっぱりとしたスープでした。
そして、志摩の黒鮑が登場！！！ 
” 鮑の海藻蒸し 鮑の肝と白ワインのソース ”。
実は何年か前に 『志摩観 クラシック』 で ” 鮑の昆布蒸し ” というのを
頂いて、とてもおいしかったので今回 『ベイスイート』 にリクエストしたのです。
・ ・ ・ これが ・ ・ ・ もう ・ ・ ・ 絶品 
ナイフを入れるも一度では切れない弾力ですが、噛めば噛むほど鮑の旨さと
海藻の風味がかすかに拡がり、言葉が出ない ・ ・ ・。
塩味は蒸した時のわずかな下味のみで、肝ソースを付けて食べると、黒鮑の
塊（かたまり）の旨さたるや ・ ・ ・ もう、絶対ここでしか頂けない逸品絶品だと
思いました。
口直しは ” 黒糖と生姜のシャーベット ”。
さっぱりしたあとは ” 伊勢海老のソテー ヴェルモットソース ”。
これもまた ・・・ 美味しい。
いつも鮑に比べて印象がよわい伊勢海老ですが、すごくすごくおいしかった
です。 半レアも半レア
。 志摩の海の幸の鮮度の良さがはっきりと感じ
られる、すさまじい一皿でした。
後は ” 桃のグラタン 桃のソルベ ”。
と 紅茶 ・ 小菓子で、超絶品ディナー終了です。
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今回あらためて感じたのが、海の幸の鮮度の良さが際立っていました。
そして、フレンチをここまで軽めに爽やかに仕上げる樋口シェフのセンスと腕
に驚嘆しました。
さすがに、このレベルのお料理は家庭では再現できませんもの。
ゴテゴテとしたおも～いソースも使わず、客前（テーブル）での派手な演出も
なく、新鮮な素材と、それを消さない程度の控えめな味と、控えめな調理。
東京にもここまでのお店は無いと思います。
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いつもいつも美味しいのですが、今回は特に美味しかったです。
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志摩観光ホテル ベイスイート 『ラ・メール』 はこちらへhttp://www.miyakohotels.ne.jp/baysuites/restaurant/list/lamer/index.html/