今年も秋になって、栗100%の” 栗きんとん ”を楽しめる季節になりました。
”栗きんとん”は木曽路の宿場町である栗で有名な中津川の代表的な銘菓
です。
蒸した栗を二つに切り、実を丹念に取り出し、これに砂糖を加え長時間かけて
焚き上げたものを晒し(さらし)で茶巾絞りに絞る、昔ながらの方法で作って
いるそうです。
鄙びた(ひなびた)素朴さ、野趣に富んだ”栗きんとん”は秋深まる木曽路を
想い起こさせます。
昔、家族で妻籠へ旅した時に、店々で ” 栗きんとん ” を売っていました。
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主人と付き合っている頃、車で馬篭に行き、私が買った”栗きんとん”と主人が
買ったお箸を取り違えたことがありました。
秋になると必ず ” 栗きんとん ” を2,3回買い求めます。
全く甘くないので、大好きです。
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”栗きんとん” を入れた竹製のカゴは、京都の叔母 (半泥子の分家の娘に
あたります) に連れてもらった京都祇園の 「 西河 」 で求めたもので、
洋服以外の物を自分の目で見て、選んで買ったのは、これが最初でした。
お茶事の炭カゴを模した形が気に入って、一目惚れでした
若かった私にとっては高い買い物でしたが、今でも大切に使っています。