私の好きな写真家 入江泰吉さん |     みやこわすれの料理・つれづれ記

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故郷の大和(奈良)を愛し、ひたすら、その半生の全てをかけて、大和


を撮り続け入江泰吉さんの “大和路” の写真は実に優しく、心洗われる

ものです。


入江さんの写真は、失われゆく ”まほろば” への哀惜であろうと思われます。



和辻哲郎・亀井勝一郎が書き遺した、”大和路”への切々たる哀惜の思いを、


入江さんは写真にとどめて・・・逝かれた。  享年 86才でした。


                        宝石赤

  

  私は学生時代に、一人で山の辺の道(やまのべのみち)を歩き、明日香村


を歩き回って、その のどかさに、ほっとしたり、「飛鳥寺」の飛鳥大仏の前で、


つのまにか時も忘れ、1時間もすわっていたこと、・・・・・


京都に近い「岩船寺」・「浄瑠璃寺」を訪れたこと・・・・・、萩の花で知られてい


「百毫寺」(びゃくごうじ)へ行ったこと・・・・・、人けのない「秋篠寺」で、美し


”伎芸天”に会いしたこと等、入江さんの写真一つ一つから思い出されます。


                        宝石赤

  生前、入江さんと父が親しくさせていただいており、一回だけ入江さんにお会


いする機会がありました。


シンプルな兜門をくぐって、庭からすっと、いきなりお座敷に入れる日本家屋。


・・・・・・ 池と雑木林が借景になっていて、鳥の声を聴きながらいろいろなお話


を伺えまた。



若い私にも、いちいち話を合わせて下さるお優しさ、お人柄には感銘しました。


あれだけの方なのに、尊大ぶるところがないのです。


                        宝石赤

  私は、市内では入江さんと同様に 戒壇院のあたり がとても好きです。


私が結婚した時は、お祝いに貴重なお写真を5枚いただきました。


今でも我が家に、その時々の四季の写真を飾っており、お人柄を偲びながら


切にながめております。



  奈良(大和)の写真は、入江さんを超えるものはないと思っています。


入江さんの写真は「入江泰吉記念奈良市写真美術館」に常時飾られています。


ぜひ、お近くの方は、ご覧ください。



また、「大和路」・「お水取り」・「唐招提寺」・「花大和」等、写真集も多いので楽し


れるのもよいかと・・・・・・  ゚・:,。゚・:,。゚・宝石白:,。゚・:,。゚・:,。宝石白゚・:,。゚・:,。゚宝石白・。゚・:,。゚・:,