M 叔母さんの手編みのブランケット |     みやこわすれの料理・つれづれ記

    みやこわすれの料理・つれづれ記

                            簡単にできるお料理から、ちょっと手間暇かけたお料理まで、
    ネット初心者の主婦がレシピを公開しています。自分の大好きなものや、行きつけのお店の紹介も…

    みやこわすれの料理・つれづれ記     みやこわすれの料理・つれづれ記

東京へ帰ってから、長年タンスに大切にしまってあった M叔母さんが


長男の出産祝いに編んでくれた水色の赤ちゃん用ブランケットと赤ちゃん用


手編みのベストを出してみました。


お祝いに頂いた ファミリアの水色のケープ と フワフワの毛が付いたお揃いの


帽子も出てきました。


ブランケットとベストを丁寧に押し洗いして、乾かしました。


息子達の赤ちゃんの時のどの写真を見ても、よくこのブランケットを掛け、


よくこのベストを着て、這い回っていました。音譜



*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*・..。宝石白゚・*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*                                                                      

今度は、私が早朝ブログを書く時用のひざ掛けにしようと、今使っています。


一針一針編み上げた叔母さんの温かさを肌身に感じながら・・・・ドキドキ


なんだか、叔母さんに直に包まれているようです。


今度は、このブランケットがずっと私を守ってくれる気がします・・・・ラブラブ

*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*・..。宝石白゚・*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*・゚宝石白゚・*:.。..。.:*                                                                       

               

                     ★★★★★  

  

  長男が生まれた日の、温暖な故郷では珍しく春の大雪雪の結晶が降った前夜、


私は突然破水して、緊急入院しました。


父が西宮まで、大きなお腹をした私を迎えに来てくれて、故郷で予定日まで


まだ1か月あるというので、安心しきっていて心の準備が何もできていません


でした。


父も上京中で、主人ももちろん東京でした。


病院のすぐ近くにM叔母さんが住んでいたので、私は心細くて母に 「叔母さんを


呼んでビックリマーク」 と頼みました。


M叔母さんは、着物に素足 (真冬でもそうでした) に下駄をはいて飛んできて


くれました。走る人


そして 「明日の朝、力をつける為におにぎりをこさえてきてあげるから


がんばりや」 と言い残して帰って行きました。


医者も 「初産だから、生まれるのは明日の夕方頃でしょう」 と言って帰って行っ


のです。


ところが、夜中から陣痛が始まり、3時33分に長男が生まれました。クラッカー


病院の外は、故郷で初めて見る春の大雪雪で、屋根屋根が真白く雪で


積もっていたのを忘れません。虹


その日は3月3日おひなさまで、故郷の春祭りの当日でした。


岡寺山の初午祭で、日本最初の厄除観音の霊場です。


  

朝6時にM叔母さんが、おにぎりおにぎりを持って駆け付けましたが 「叔母さん、もう


3時に生まれたの」 と言うと 「なんと気の早い赤ちゃんやなぁ・・・」 と驚き、


昼頃お庭の桜桜の樹の大枝をお祝いにと切って持ってきてくれました。


そして、3時頃にまた手作りの美味しいプリンを持ってきてくれました。


 

長男を見て 「なんと、上子(じょうこ)さんやこと」 と喜んでくれました。


次男が生まれた時も 「上子さんやなぁ」 と目を細めました。


上子さんというのは、故郷の方言で可愛くて賢い子という意味らしいです。