「青草窠」の絶品!懐石料理 |     みやこわすれの料理・つれづれ記

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  土曜日のお昼、1か月前から予約していた 広尾天現寺の 「青草窠」


(せいそうか) で、懐石料理を楽しみました。



昼は部屋料無料のお茶室を取ってありました。


堀こたつ式に足がのばせるし、床の間のお花やお軸が楽しめるし、個室で


リラックスできるのでお茶室しか取ったことはありません。


お花は、紫の鉄線と涼しげでした。


  

  まず先付に、沢山の毛ガニの蒸し物と百合の蕾、茗荷の酢漬けがバカラの


ガラス器で出ました。


  

  椀物は、宍道湖の天然鰻が大きいもの2枚と冬瓜の美味しい椀物で、


江戸時代のかすみの柄の塗り椀で出されました。



私は鰻が大の苦手で、主人と婚約時代にいきなり車で浜名湖の鰻屋へ


連れて行かれ、無理やり食べて以来、食べていません。


(主人は私が鰻が苦手なことを知りませんでした)


それが、全く癖がなく、白蒸ししたもので、私は皮を除いて頂けました。ニコニコ


それほど美味しく調理してありました。


 

  お造りは、鱧のお造りが沢山、氷で作った目にも涼やかな器で出され、私は


疑問を感じて店長に 「これで、お安いコースですか?」 と尋ねたところ、店長の


勘違いで何と1万3000円のコースを出していたんのでしたビックリマーク



それからも、稚鮎の風干しの飯蒸し、


 

  八寸は、分厚い鮑と生麩に似た庄内麩の味噌包みなどの炊き合わせ、


小さいガラス器に、フルーツほおずき (甘くてジューシーなんですよビックリマーク)と


じゅんさい。


 

  焼き物が、美しい桔梗型古伊万里白磁の向付に”焼きいちじく”で何もソース


をかけてないものが出ました。


普通、ごまソースとか赤ワインとかで味付けしたがるものなのに・・・・


食材の持ち味を生かし、あえて何もしないという点で、料理人の感性のすごさを


感じました。  「何てセンスのいいことビックリマーク」 と感心することしきりでした。



  次に、にしんと南瓜・なす・万願寺とうがらし・白瓜の冷やし炊き合わせが、


明時代の古染付で出ました。


  

  しめに出た、ほのかにピンク色した ”梅ぞうすい” に青梅が散らしてある


のに絶品!!と思いました。


ほのかな梅の色がお出汁には付かず、ご飯だけなのは、梅干しの種を沢山


入れてご飯を炊いてから、サッと雑炊にしたのかしら・・・などと話してました。


デザートは、高知の小夏のゼリーでした。



  お料理はとてもレベルが高く、『招福楼』 と同レベルで、京都の 『瓢亭』 より


美味しいんじゃない?と感心しましたが、最初から最後まで絶品!!の連続でした。


料理長はまだ若いのですよ。


しかも、お店の勘違いということで値段は安いコースのままでした。音譜


とてもラッキーなお昼で、贅沢なお昼の御馳走でした。ドキドキ