今朝は、無病息災を願いつつ、”七草粥”を生米から作ったら、年末年始に
酷使した胃腸に優しく、滋味豊かな、深い美味しさでした。
あらためて、お米の優しさ、シンプルな美味しさを実感しました。
主人は、「面倒でなかったら、明日の朝も食べたいな。」と言い、息子も「美味しい
ね」と言っていました。
朝日新聞の天声人語に、「刻み込む春の七草のうち、スズナ・スズシロ、すなわち
蕪と大根あたり。家なら、一草で構わない。」とありました。
「洋食屋や中華が、油絵なら、和食は水彩、粥は水墨画となろうか。」とも。
また、漱石が胃潰瘍を患って、生死の境をさまよった後の一句が、
「腸(はらわた)に春滴(したた)るや粥の味」と書かれ、大病のつらさを押しのけて
生きる喜びが鮮烈であるとも書かれていました。
今日のランチは皆で、中目黒にある渡部篤郎の店「マザーエスタ」へ行き、美味し
いランチを食べました。
前菜が、聖護院かぶらのムース・紅芯大根で柚子風味のクリームチーズを花の
ように包んだもの・エビとれんこんの春巻き・塩味のバウンドケーキにトマトソースを
添えたものと、いつもながら見た目も美しく、おいしかったです。
パスタが、”ホタテと白菜のクリームソース”で、あっさりしていて、おいしかったです。
最後に、”あかね茶”と言って、小豆を抽出した美味しい飲み物をいつも頼みます。
帰りに、予約していた、たねやの”無病息災”という1日限定のお菓子を受け取り
ました。
今日はとっても風が冷たく、寒い日だったので、夜は”鴨鍋”にしました。