ゴジラは教育パパ?ママ? | 酔いどれスナフキンのブログ

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怪獣島の決戦 ゴジラの息子

怪獣バトルロワイヤルの大筋はそのままに、本作からはゴジラのご子息だかご令嬢だかが登場してファミリームードを盛り上げるわけです。

ゴジラの性別すら定かではないのに子どもを息子と断定するのは如何なものか…ミニラの卵ですらこのゴジラが生んだのか、孵化せずあったものなのかはハッキリせず、ひょっとしたら兄弟?の可能性もある訳です。


故高島忠夫さんがゾルゲル島(怪獣島)に設置された気象コントロール研究所のリーダーとして渋い演技を魅せております。おっちゃんですら、高島さんは俳優より『クイズ・ドレミファドン!』の司会者としてのイメージが遥かに強いのだから東宝のゴジラ・シリーズでのご活躍は知る由もなかったッス。

でも、本作の主役はミニラでも高島さんでもなく、南海の孤島で孤児となり勇敢でもひとりで暮らすサエコを演じた前田美波里でしょう。真木蔵人の母親はハーフ特有の彫りの深い顔立ちで、まさしくエキゾチック・ジャパンでありました。

ゴジラ、ミニラ以外ではカマキラス、クモンガと割と地味めな怪獣しか出て来ずに、格闘シーンに迫力を欠きますが、着ぐるみで無く、ワイヤー操演での生命感たっぷりの動きに舌を巻くのであります。VFX全盛の現在からは考えられない如何にもアナログな撮影方法ですが、それだけに職人の技を感じさせます。

怪獣たちの大騒ぎから逃げ出すために、懸案だった気象コントロール装置を発射して冬眠させちゃうわけです。

そして、賛否両論のラストシーンはエゴか愛か…。


怪獣島の決戦 ゴジラの息子
主演:高島忠夫
監督:福田純
1967年日本映画
上映時間:86分