先日、ちばてつや翁、ご自身のブログに告知がしてあり、気になっておりましたが、やっとこ行く気力が湧いたので、密をさけつつ、行ってきました。
おっちゃんちから京王線の芦花公園駅って、近いんだか、遠いんだかビミョ〜。
でも、井の頭線の高井戸駅で下車して、バスで来たらそんなに遠くはなかったよ。
この隣の駅に居を構える八幡山の駄洒落王(兄さんスミマセン)が事細かに教えてくれました。
こう云うご時世ですから、あしたにかける意気込みが大切だなぁ…と。
正面には、少年マガジンの表紙を飾った『あしたのジョー』
それにしても、1枚仕上げるのにどんだけ時間がかかるのでしょうか?
原作の高森朝雄ってのは、あの故梶原一騎さんの本名ですが、『あしたのジョー』の連載を開始するときには、同じ少年マガジンで『巨人の星』を梶原名義で連載していたので、本名使ったらしいッス。主人公の矢吹丈です。
『ちかいの魔球』のころ、ちばさんは野球のことを全く知らなかったらしく、マンウドとかプレートも知らず、テキトー(マウンド知らんから、ピッチャーは平らな所から投げてたとか)に描いちゃったらしく、例え原作があっても、知識としての、取材の重要性に気付き、山谷地区や少年院も取材に行ったそうです。
実際に描いたシーンは多少のデフォルメもあり、東光特等少年院の絵をパクった?本宮ひろ志からクレームが付いたとか😁
後から、ジョーのライバルで、ボクシングの試合をするのだから、デカくちゃ階級が合わないだろうと梶原氏からクレームが付いたとか…。
ホントに殴り合いにならなきゃイイね😄
この力石の死後、ちばさんも過労で倒られ、休載になったとか…。
ドサ回り後のジョーと病み上がりのちばさんの復活の時期は重なってたようです。
ジョーも、ちばさんの筆も新たなライバル、カーロス・リベラを得て、絶好調。
生原稿だとホワイトの入れ方が分かりますな。こちらは今は無き後楽園球場で行われたジョーとカーロスの一戦。
カーロスと出会った辺りから、ジョーは少年から青年へと成長していったように思えます。
何でも、ちばさんのご両親は、引き上げ後、林屋みたいな乾物屋を営んでいたそうです。
この金竜飛戦を終えたことで、作家としても、力石徹と真の決着が着いたともありました。
またもや、ちばさんと梶原一騎さんが揉めたネタ…下の写真の黄色く塗られているところが、原作でもマンガでも使われたところです。原作を膨らませるのがちばさんの手法らしいのてますが、あまりにも梶原原稿とかけ離れているのか分かります。
怒った梶原さんが、何故原作通り描かないのか怒ったそうです。
そんなわだかまりと云うか、行き違いのあったお二人も最終回掲載号ではガッチリ握手!
ホセ・メンドーサとの決着や如何に…って、永井豪の『デビルマン』や石ノ森章太郎の『ロボット刑事』ってもう載ってたんだ…以外。やっぱ、『あしたのジョー』はフェバリットだわ〜。
『タイガーマスク』(こちらも梶原一騎原作)はアニメの方が濃かったけど、『あしたのジョー』は原作の漫画が勝りますな。
800円の入館料はお得です😄
観覧後、刺激を受けて、ウチにあるコミックスを最初からおさらいしようと思うおっちゃんでした😁