おはようございます。
パワーエキスパートの高梨陽一郎です。
今日から数日間、なぜ僕が起業をして
自分が得たいものを得られたのか。
という話をしていきたいと思います。
なので、いつもとはちょっと違う内容で
これから起業をしたい人には参考になるかもしれません。
では、早速本題へ。
僕が最初に起業をしたのは25歳の時。
いや、起業したというよりも
そうせざるを得なかったと言った方が
あっているかもしれない。
いや、起業なんてかっこいい言葉じゃなく
今でいうニートのような状態だった。
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1998年11月某日
僕は横浜スタジアムのフィールドの中にいた。
当時社会人アメフトの選手だった僕は
大好きなチームメイトに囲まれ
主将というポジションを任されていた。
そして横浜スタジアムでの最終戦。
試合にも勝ち、チームも過去最高成績を出し
意気揚々とスタジアムの観客席に挨拶に行った。
挨拶が終わった後、観客席に母親の姿あった。
珍しくフィールドの方に降りてきて
何か僕に伝えようとしている。
近づいてみると神妙な顔をしていた。
そして母が言った一言。
『お父さん、もう長くはないんだって・・・』
頭が真っ白になった。
その日その後のことはほとんど記憶にはないけど
父が癌に侵されもう余命が数ヶ月だという事実を
なかなか受け入れることができなかった。
それからしばらくして病床に伏している父に会いに行った。
久しぶりに会った父は、以前より少し痩せていたが
いつもどおりの笑顔で僕を迎えてくれた。
『治す方法はないの？』
『ああ、もう難しい・・・』
父と二人抱き合って泣いたのは
後にも先にもこの時だけだった。
今思い出しても涙がこみ上げてくる。
17年も前の話だ。
それから3か月。
父は静かに息を引き取った。
僕の娘が生まれて4日後のことだった。
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父の葬儀も終わり、家を整理しながら
父との思い出を振り返っていた。
僕の父は元々、
ひい爺さんが創った建設会社に入社して
安定した企業に十数年間勤めていた。
代々、うちの家系は皆その会社に勤めて
会社員として真面目に働いていたんだけど
どうも父は破天荒な性格からかずっと我慢をしていて
いつか何かやってやろうと虎視眈々と狙っていたらしい。
ただ、今から数十年も前の話で
なかなか今のように簡単に起業しよう
なんて時代じゃなかったし、家系的にも
そんなことは許される状態じゃなかった。
父と祖父はあまり仲が良くなく、
父は祖父や親戚の目を気にしながら
会社員として我慢しながら働いていたんだと思う。
その後祖父が亡くなり、その呪縛が解け
遺産相続を手にした父はすぐに起業をした。
本業は同じように建設関係の仕事だったが、
その他副業として様々な事業を立ち上げていた。
海外から得体の知れないダイエットガムや
ダイエットサプリを仕入れては、実験台のように
僕たち家族に試させた。
（うちの家族は皆太っていた）
フィリピンパブや飲食店も経営していようだ。
（父にはフィリピン人の彼女がいた）
海外で海老の養殖をやるという話も聞いたことがある。
（その後どうなったかは知らないが・・・）
そんな感じで、自由奔放に好きなことをやっていた父を見て
僕は将来伝統あるひい爺さんの会社に入ることより
父のように世界を飛び回っていろんなことに挑戦したい。
いつしかそう思うようになっていった。
僕が高校生の頃だったと思う。
父から仕事のことや起業のこと
いろいろなことを学びたかったけど
一度も仕事の話をせずに終わってしまった。
でもそんな父の背中を見てきた僕には
堅い仕事は向いていないということはわかっていた。
大学をまともに通っていなかった僕は、
そのままアメフト枠で就職をして
実業団のアメフト選手として3年半勤務した後
父も亡くなったこともあり、会社を辞め
実家に帰って家の手伝いをすることになった。
父が亡くなって半年後、25歳の頃だった。
続く、、、
12/29には具体的にどうやって成功を手に入れるかという話をしていきます。
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