羽生結弦、語る フリー編・フリー会見編 | Il nome della rosa

Il nome della rosa

フィギュアスケート男子シングルのファンです。
羽生結弦選手を応援しています。
個人記録用ブログ

 

 

 

【羽生結弦、語る フリー編】「自分らしくないジャンプが続いた」「4回転半を早く練習」2021年3月27日 23:49

 

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2021年3月27日    スウェーデン・ストックホルム )

 

男子フリーで羽生結弦(ANA)は182・20点をマークし、合計289・18点で銅メダルだった。競技後、オンラインのバーチャルミックスゾーンで報道陣に対応した。 

 

 

 ――演技を振り返って。
 「まあ、うーんと、すごい疲れました。あの、すごく自分のバランスが一個ずつ崩れていってたので。なるべく転倒ないようにっていうふうに、まあ頑張れたとは思っているんですけど、でも、ほんとに1つ1つ、全然自分の、自分らしくないジャンプが続いたので、ほんとに大変だったなという風に思います」

 ――次の試合に向けての課題は。
 「うんと、とりあえず次の試合がどうなるか分からないんですけれども。ただ、あの、時間があるのであれば4回転半を早く練習して、まずは着氷させて、完成度を上げて、試合に組み込めるようにしたいなっていうのが、とりあえず今の目標です」

 ――きょうの3回転半は4回転半を練習した影響があったか。4回転ループ、最初のジャンプが崩れた。
 「そうですね、全体的に感覚が悪くなかったので。え~、練習でもあまりこういうパターンは出なかったんですけど、あの、そうですね、一気にバランスどんどん崩れていったなって感じは自分の中でしました。で、まあアクセルに関してはもちろん4回転半やっているのはあるんですけど、う~ん、まあそれよりもなんか、さっき言ったバランスがどんどん崩れていっている状態の中で、え~、なんかうまく、そうですね、自分の平衡感覚というか、最後まで軸をなんかうまく取り切れていなかったのかなって感じはしています。ただ、なんかあんまり大きな問題だとは思っていなくて、ほんのちょっとずつ崩れていっただけなので、まあトレーニングで頑張ってきたことだったりとか、練習で注意してきたことだったりとか、そういったものはできたと思っています」

 

 

 

 

 

 

 

【羽生結弦、語る フリー会見編】「難しいことにチャレンジしていくことは大切」

2021年3月28日 01:29

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2021年3月27日    スウェーデン・ストックホルム)

 

 男子フリーで羽生結弦(ANA)は182・20点をマークし、合計289・18点で銅メダルだった。競技後、上位3人による会見に臨んだ。 

 

 ――大会が終わってこの後は何がしたいか。
 「えっと、まあ、ここに来るまでに4回転半の練習をたくさんしてきて、体もかなり酷使してきたと思っているので、まずはしっかり休むということも考えていますが、早く4回転半の練習をして、誰よりも早く4回転半を公式できれいに決める人間になりたいです」

 ――日本をテーマにしたフリー。日本に長く滞在していることが影響しているのか、東日本大震災10年でルーツを強く感じているのか。
 「東日本大震災から10年ということは、かなり自分にとっても大きく思っていて。自分自身、被災した時はかなりつらい思いをしましたし。ただ、僕以上につらい思いをしている方々、またはほんとにほんとに今も大変な思いをされていたり、今も苦しみながら前に進んでいる方はたくさんいます。それは、もちろん自分にとって大切なことですし、これからも胸に刻んで。もし、自分に何かできるのであれば、それを使命感とともにいろいろできることをやっていきたいなというふうに思っています。ただ、今回のプログラムに関してはそれとはまったく関係なく、日本で練習していたからってものでもなく、ただ、僕が僕らしくスケートをできるもの、そういうものを目指して選びました」

 ――五輪シーズンに向けて何種類の4回転が必要になるか。
 「えっと、僕はネーサンさんが、ネーサンさんだって(笑い)、ネーサン選手が言っていることに全て同意しています。僕たちがこれから何本必要かなんて、今言うことはとても難しいと思いますし。僕はやっぱり4回転半跳びたいなって思っていますけれども。これから8本は絶対無理、7本とか絶対無理だと思うんですけど、ただ、これからそうですね、いろんな技術だったりとか、トレーニングの方法だったりとか、いろんなことが進むにつれて、どんどん難しいことにチャレンジしていくことは大切だと思いますし、僕たちの中ではやっぱりアスリートなんで、チャレンジしていくことがとても楽しいという気持ちもたぶんあると思うので、あの~、そうですね、それ自体を楽しみながら、また逆に、コンペティションでどうやって競技していくのか、勝っていくのか、またバランスを見ながらいろんなことを考えていくんじゃないかなって僕は思っています」。

 ――今季はあまり大会がなかったシーズン。五輪シーズンに向けて練習のイメージ。
 「えっと、まあもちろん、今シーズンよりは良くなっていることを祈っていますし、だんだんこのコロナウイルスについても分かってきていることが増えているので。みんなでいろいろ対策しながら過ごしていけるようにってことをまずは大切に思っていきたいなというふうに思います。ただ、僕たちアスリートは練習しなくてはいけないですし、もちろんフィギュアスケーターはリンクの上で氷上で練習しなきゃいけないので、それも大切にしながら。ただ、やっぱり、氷の上に乗れていること、または家族だったりいろんな方が健康でいられることの大切さ、それの幸せさっていうことを感じながら、来シーズンに向けて過ごしていきたいなと思います」。

 ――五輪前の世界選手権についての感想は。
 「僕はソチオリンピックの時は前のシーズンの世界選手権で4位で、平昌オリンピックの時はその前の世界選手権で優勝して平昌に行った。なので、今シーズンの世界選手権で優勝した彼(チェン)に幸運があることを、とてもとても祈っています。僕自身もオリンピックに関してはいろいろ考えることはありますけれども、ただ、そうですね、いい思い出も悪い思い出も、良かったところも悪かったところもたくさんあります。でも、それがあったからこそ今、成長してきたとも思っていますし。また、これから経験があるか分からないですし、これからどういうふうに世界の情勢が変わっていくか分からないですけれども、またベストを尽くして、オリンピックが来ることを心待ちにしたいなと思います」