ラストファントム、見届けてきました。
言葉にならないとは、こういう事を言うのでしょうか?
いまだかつて、感じたことのない感動を会場で味わってきました。
羽生“有終”フリーでも貫禄1位!日本は2位キープ
スポニチ 2015年4月17日 20:58
フィギュアスケートの国別対抗戦第2日は17日、東京・国立代々木競技場で行われ、2大会ぶりの金メダルを目指す日本は、合計79点とし、初日の2位を守った。連覇を狙う米国が合計83点で首位をキープ。 男子フリーでは、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(20=ANA)が、SPに続く今季自己最高点更新はならなかったが、192・31点をの高得点をマークし、フリーでも1位となった。SP4位の無良崇人(24=HIROTA)は165・40点で3位に入った。 ペアのショートプログラムでは初出場の古賀亜美(オリオンク)、フランシス・ブードロー・オデ(カナダ)組が46・87点で6位。アイスダンスでは、ショートダンスで6位のキャシー・リード、クリス・リード組(木下ク)がフリーダンスも73・24点にとどまり6位に終わった。18日の最終日は、女子フリー、ペアのフリーが行われる。 6カ国が参加。男女各2人、ペアとアイスダンス各1組が出場し、今大会からSP(またはショートダンス)とフリーのそれぞれに与えられる順位点の合計で争う。団体は日本が5位だったソチ冬季五輪で初めて行われたが、試合方式は異なる
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/04/17/kiji/K20150417010188160.html
苦難のシーズンも…羽生 フリーで笑顔締め 何度も「ありがとう」
フィギュアスケート国別対抗戦第2日 男子フリー (4月17日 東京・国立代々木競技場)
スポニチ 2015年4月17日 22:26
前日のショートプログラムに続くフリーでの今季自己最高点更新はならなかった。それでも前日の悔しい表情から一転、この日は納得した様子で何度も「ありがとう」とつぶやいた。「このプログラムも、ここ代々木で滑るのも、みなさんの前で滑るのも最後でしたから、そういう意味も込めました」。今季最後の演技を終え、羽生にこみ上げたのは感謝の気持ちだった。 昨年1月の中国杯の練習中に衝突事故に見舞われ、年末には人生初の手術。その後は右足を捻挫するなど試練が続いた今シーズン。だからこそ「滑れることを幸せに感じて、しっかりと演技したい」と熱い思いでリンクに立った。
冒頭の4回転サルコウを流れるように着氷、直後の4回転トーループは3回転になったがミスを引きずらず、その後のジャンプも次々とクリアしていった。今季課題となった3回転ルッツもしっかりとおりてみせ「完璧な演技ではなかったですが、そこそこよかったんじゃないかな」と素直に喜んだ。
SPとフリーの合計288・58点は今季自己最高点。キスアンドクライでは「オペラ座の怪人」の主人公ファントムのマスクをかぶっておどけてみせた。苦難に満ちたシーズン、最後はしっかりと笑顔で締めくくった。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/04/17/kiji/K20150417010188650.html
男子FS結果
得点表
ジャッジスコア
http://www.isuresults.com/results/wtt2015/wtt2015_Men_FS_M_Scores.pdf
男子FS1位 羽生 結弦選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Yuzuru HANYU
男子FS2位 ジェイソン・ブラウン選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Jason BROWN
男子FS3位 無良 崇仁選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Takahito MURA
男子FS4位 ハン・ヤン選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Han YAN
男子FS5位 セルゲイ・ボロノフ選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Sergei VORONOV
男子FS6位 マキシム・コフトゥン選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Maxim KOVTUN
男子FS7位 ナム・グエン選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Nam NGUYEN
男子FS8位 マックス・アーロン選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Max AARON
男子FS9位 ジェレミー・テン選手
2015 World Team Trophy. Men - FS. Jeremy TEN
男子FS第2グループ 6練
2015WTT MEN FS Group 2 Warm up
Yuzuru HANYU 羽生結弦 after FS - 2015 WTT
4/17 羽生結弦インタビュー 世界フィギュアスケート国別対抗戦2015
羽生選手です。お疲れさまでした。
羽生:国旗だけ誰か・・・・下に置くことはできないので。
※結弦くん、国旗を大切に扱っています。
お疲れ様でした。
羽生:ありがとうございました。
いろいろな思いが込められた演技だったのではないでしょうか?
羽生:そうですね、まぁでも、完璧な演技とはいかなったですけれども まぁ、そこそこの練習の成果が出せてよかったんではないかなと思います。
演技が終わってから、何度もありがとうという様な言葉を口にしているように感じたのですが?
羽生:いやもう、このプログラムも今シーズンここで滑るのもの、ね、あのー、 代々木体育館で滑れるのも、今シーズン皆さんの前で滑れるのも最後ですし、 そいうい意味を込めてありがとうとつぶやきました。
羽生選手にとって初めての国別対抗戦でチーム日本に大きなポイントをもたらしましたね。
羽生:そうですね。それはとても嬉しく思っているのと同時に、まぁあの~、やはりトゥーループのミスが少なからずあったので、そこではちゃんとリカバリーはできたのですけれども まぁでもちょっと悔しいなと思います。
羽生選手にとって本当に色々なことがあったシーズン。今、終えてどんな気持ちでしょう?
羽生:とりあえず、ホッとした気持ちと。あと明後日、エキシビ、また頑張ろうっと思ってます。
楽しみにしてます。
羽生:ありがとうございます。
そしてチーム日本へ、最後にエール、お願いします。
羽生:そうですね。あの~、まだ女子だけですかね?女子が残ってるので・・ペアもありますね。 そうですね、あの~、ペアも女子も、また、それぞれが全力を尽くしてくれると思うので、 今度は僕が、応援の方を全力で出来ればいいなと思っています。
お疲れ様でした。
羽生:ありがとうございました。
ありがとうございます。(小声で。多分取材クルーに対して)
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羽生、フリーも首位で今季を締めくくる「うれしい気持ち半分、悔しい気持ち半分」=フィギュア国別対抗戦
スポーツナビ 4月17日(金)23時22分配信
今季のランキング上位6カ国によって争われるフィギュアスケートの世界国別対抗戦は17日、東京・国立代々木競技場第一体育館で男子のフリーが行われ、日本の羽生結弦(ANA)が自己ベストに1.77点と迫る192.31点で1位になった。負傷や手術など波乱続きだった今シーズン。最後は感謝の気持ちを込めて全力を出し切った。
以下、羽生結弦のコメント全文。
(今日のフリーは)とりあえず4回転サルコウを決めることができたのは来季に向けた収穫になったし、練習の方法を考えるきっかけになりました。
(4回転トウループが3回転になってしまったが)左足を引くタイミングが少しずれてしまったのかなという気がします。まだ映像を見られていないんですけど、自分の感覚ではそういう気がします。
(今日の気持ちは)悔しいです(笑)。それは間違いないです。4回転サルコウを跳ぶことができましたけど、実際には悔しい結果になったし、結局パーソナルベストを出せずに終わってしまったので、ショート、フリー共に悔しいなと思います。
(明日は初めて応援席に座るが)きっと試合よりも緊張するだろうなと(笑)。でも今日はしっかり寝て体力回復して、試合に出るつもりで、僕なりに全力で応援したいと思います。
(今季最後の演技となったことについて)うれしい気持ち半分、悔しい気持ち半分ですね。たぶん4回転サルコウを失敗して、4回転トウループを降りた演技であったら悔しい気持ちのほうがたくさんあると思うんですけど、今回は4回転サルコウを決めることができたので達成感があります。また(4回転が)3回転トウループになってしまったあと、トリプルアクセルを2回やって、3回転ルッツを2回やるためにも、瞬時にトリプルアクセル+3回転トウループを2回転トウループにできたのは、NHK杯での課題を克服できたのかなと思います。
(一番悔しいことは得点なのか、内容なのか?)やっぱりトウループですね。あそこ(4回転トウループ)が3回転になってしまったことで、4回転と3回転トウループで6点近く違いますし、それに加えてトリプルアクセル+3回転トウループのコンビネーションのトウループを2回転にしなくてはいけなくなったので、そこで3点近く差があり、GOEも含めれば9点くらいは失っている。全部できてれば200点は超えたなと思うので……。
(中盤以降、スピードが落ちたように見えたがどういう思いで滑った?)とにかく丁寧に滑ろうと自分では思っていました。疲れもあったのかなという気もしますし、ただこういう疲れている中でも最後までしっかり滑れてよかったのかなと思います。無良(崇人)くんも良い演技をしてくれたし、僕もそれに続かなければと思ったので、最後までできたのかなと。
(この大会を終えての収穫は)間違いなく4回転サルコウを跳べたのは収穫だと思いますし、もしこの演技が世界選手権に間に合っていればという悔しさもあります。今シーズン通して感じたことは、いかに万全な体調で試合に臨めるか。また完全な状態でない中でもいかにベターな状態に持っていけるか。これが今シーズンを通した課題になっていたと思います。
(この大会はプラスの評価?)この試合が最終戦だったから達成感に満ちていますけど、これが世界選手権や四大陸選手権だったらたぶん悔しい思いしか残っていないです。
(今日の状態なら200点は超えられたと思うが、もったいないことした?)いやぁ、僕の中ではたらればはないと思っているので、これがたぶん今の実力だと思いますし、実際に4回転サルコウと4回転トウループが曲をかけると両方そろわないことがあって、4回転サルコウは(成功する)確率が高かったんですけど、そういうことをあらためてこの試合で感じました。
(2種類の切り替えが難しい?)4回転サルコウを降りたあとの精神状態や疲労感を含め、確実に4回転を1回跳ぶたびにかなり消耗するので、そういうことを踏まえるとなかなか……。4回転トウループ2つだったらまた同じことをすればいいと思えるんですけど、サルコウとトウループはまったく違うものなので、そういうところの難しさがあるのではないかと思います。
(前半から丁寧にいっている気がしたが)とりあえず4回転サルコウをしっかり跳べて、トウループが3回転になりましたけど、ああいうパンクのジャンプになるとけっこう疲れるんですよ。気持ちが入っていて、力を込めて締めているんですけど、うまく力が入ってくれないので、けっこう疲れる。そういうこともあって最後まで意識して丁寧にやっていこうと思いました。
(昨季の自分と今季の自分を比較して成長した部分は?)まず成長していないところから挙げてみると(笑)、やっぱり手術は仕方ないとして、自己管理不足と言うか注意不足と言うか、そこは皆さんが思っているより自分のせいだと思っています。ベストな状態にいかなくてもいいけど、ベターな状態にはして、毎回最低でもこれくらいの演技ができるようにしていかないと、これからますます戦っていくことが大変になるので、しっかり管理していかないといけないと思います。あとは成長した部分ですよね(笑)。サルコウに関してはきれいに跳べるようになってきたと思いますし、練習でも確率が良くなってきていると思っています。
(今はどんな壁が前に立ちはだかっているか)トウループですね。やっぱり4回転トウループを跳ばないと、後半の3回転トウループを入れることができないので、そういうことを考えると4回転トウループを跳べる跳べないは大事なことですし、2種類の4回転を跳ぶことによって、演技構成の幅が広がるので、そういったことをしっかりできるようにすることが自分にとっての壁だと思います。
(五輪王者として迎えたシーズンで世界的にも注目が集まっていたが、そういった環境については)あまり感じてないです。やっぱりやることは変わらないし、ショートがしんどいのも、フリーがしんどいのも変わらないので。五輪王者になろうがやっぱり世界王者を取られてしまったことは変わりないですし、ISUのランキングのポイントを見ても五輪と世界選手権のポイントは一緒なので、それくらい大切な試合を落としてしまったのは悔しいですし、また来シーズンの糧になっています。
(来季はどんな羽生結弦を見せるか)具体的には分からないですけど、絶対に課題はいっぱい見つかるんだろうなと。また一つ一つ課題をクリアしていって、見るたびにうまくなったなと。たとえジャンプの調子が悪くて決まらなくても、練習してきただけうまくなったなとちょっとずつでも思えるようなスケートをしていきたいと思っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150417-00000105-spnavi-spo
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演技後に沸き起こった地鳴りのような拍手がまだ耳の奥に残り
まだ心臓がドキドキしています。
この感動を何に例えよう?
いや、例えることなどとても出来ません。
結弦くんが魅せた圧倒的な強さと美の前に、言葉が出てこないのです。
オペラ座の怪人、ラストファントム。
王者に相応しい演技。
演技終盤は、万感の思いでリンクを舞う結弦くんを見つめていました。
結弦くん、ありがとう。本当にありがとう。
結弦くんには感謝の言葉しかありません。
長く険しく大変なシーズンでした。
でもその苦難を結弦くんは立派に乗り越えてみせた。
闘い続けて傷だらけになった その身体を
今度こそゆっくりと休ませてあげてください。
結弦くん、お疲れ様でした。
そして、本当に本当にありがとう!
読んでくださってありがとうございます。