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今日は雨の中、3回目の台東区区民自然観察員養成講座が葛飾区にある水元公園で行われた

テーマは『自然観察』と『スケッチ』で30人もの受講者が来られた

台東区環境ふれあい館ひまわりからバスで水元公園へ

ついて、まず最初はアイスブレイク。その後にネイチャーゲーム「私の木」をやり、次に手の中に隠した葉っぱ(カキドオシ)を匂いで探してきてもらう…そう、今回の自然観察のテーマは『五感』なのだ(まぁ、いつもだけど…)

それから、シロツメクサとカタバミの違い(小葉の形が違う)をスケッチを通して説明。それと、昆虫であるオオムラサキの足が6本ではなく4本に見える(前足は退化してわかりづらい)ことをスケッチで説明するなど、「常識」として思いこんでることも、スケッチをすることで気づくものなのだ…と、スケッチの大切さをお話する

で、公園内めぐりへ、いざ出発!…と、言いたいのだが、水元公園はあまり詳しくないので、RGEEA事務局木村さんに先導してもらう…(^_^;)

いろいろな植物を見てはトピック(ネタ)を披露

使われた植物
・アキノノゲシ
・ヘクソカズラ
・ミズヒキ
・イヌタデ
・チカラシバ
・カナムグラ
・イヌホオズキ
・オオブタクサ


池に出ると、ヒドリガモがいた
木村さんが、マスクラットやタイリクバラタナゴなどの水辺の生き物のお話をする

歩いて行くと、もう来年伸びるヤブジラミが芽生えていた。他の植物が枯れた冬に日光を浴びて育つ…冬は植物も枯れて何もない寂しいと思われるが、いろいろと、早春に花咲く植物が芽生えているのだ

30分?ぐらい歩いて、みんなでスケッチをするのだが、事前にレクチャー
…植物を描くには、その植物の特徴を知る…例えば、葉っぱのつき方には「対生」「互生」「輪生」「根生」があることや、葉っぱの形そのものに加え「全縁」「鋸歯」といった葉っぱの縁の特徴があること
さらに、描く時のコツも教えてあげる(^-^)

思い思いの対象物を15分でスケッチする

ボクも見本として描くのだが、めぼしい物がない…とりあえず、ケヤキの葉っぱを描く…写真はボクの作品

スケッチは上手い下手を競うものではない…評価も自由だし、目的もアートとしてもよいと思うし、サイエンス的に…記録としてや対象物をよく知るためにスケッチをしてもよいと思う…この後、批評があるのだが、まぁそんな考えだからあまりピリッとした批評が言えなかったかも(^_^;)…楽しければいいよね
でも、上手く描ければ楽しいな(笑)


最後は、木村さんが台東区でもいろいろと自然を発見し愛着を持つ…トコロジストの奨めで結びました

雨の中、みなさん大変お疲れ様でした