リーマン・しょっく以降、世界は未曾有の不況に突入しています。しかも、全世界的にリセッションが起きている異例の事態という意味で、異例のことです。そして、それは急激な需要減退におよんでおり、企業は様々な困難にぶつかっていることは、疑いの余地がないことだと思います。よく言われるように、「最強・トヨタでさえ・・・」というような状況です。
企業は困難を乗り越えるために、雇用調整を行っています。とりわけ、非正社員の解雇が続いています。今まで、優良企業と言われたところでさえも、雇用調整を猛烈な勢いで行っています。
その雇用の問題というところに今、問題意識を持っています。どの場合どのようにすれば、非常に考えています。というのも、経営の立場ということでは、仕方がないと考えることはできます。一方で、従業員の方の立場を聞いていると、ものすごくわかります。
では、この雇用問題をどのように考えて、決断を下していくのか。その疑問に対して、自分自身の今現在の答えを書いてみたいと思います。
まず、私が重要視したいことは、まず大きな前提として考えなければならないのが、「ヒト」をどうとらえるかということです。ヒトは経営資源で、モノ・カネと並び、重要なものです。ヒトはモノ・カネという経営資源とは全然違うということであるという特徴を抑えなければいけないと思うのです。まず、ヒトは感情を持っている。モチベーションによって、0にもなれば、10000にもなる。ようは、いかにヒトにモチベーションを持ってもらうかということがポイントになっていくのです。そのモチベーションをつけるということが、このような危機を乗り越えるにあたって、武器になると思うのです。危機では、知恵を出さなくてはならない。ひとつひとつ、徹底的に洗い出して、問題解決をしていかなければならないのです。その作業は、管理部門を含め全社的なものにならなければいけないし、それぞれヒトの得意分野で、ベストな(少なくともベター)知恵を出していくことが大事であると思います。
ではそのような状況で、雇用を守ることとどう結びつけるのか。私は雇用を守ることは、これらの未曾有の危機ではそれなりに戦略的なことであると思う。たしかに、足元をどのように乗り切るかということでは、解雇はやむをえないことです。しかし、人件費というコスト削減が足元はいいのかもしれませんが、それが事業をいくに当たっては得なことなのか。それは私は得なことだとは思わないのである。なぜなら、会社内のモチベーションが低下して、危機にあたって知恵を出さなければならない昨今ですが、足の引っ張り合いが起こる懸念があることが大きいからです。
一丸になるには、自分の足もとが固まらなければ、一丸になることはできない。それがヒトであると思うのです。そこで、雇用を保証して、思う存分の知恵とシナジーを出すことが一番いいのではないかと思います。
しかし、ここで注意していかなければならないのは、頑張っている人・成果を残した人を評価することです。逆になにもしない人を守って、そこを「平等」にしてはいけない。それをしないと、雇用を守ることが安心(←安心が一番の敵)することになりかねないからです。
ここでまとめると、より戦略的に雇用を考えていくこと。知恵とモチベーションを持たせることには雇用をいかにするべきかということ。頑張っている人を評価すること。これがマネージメントとしてより注意深くするべきであるということを主張します。
安易な解雇には私は否定的です。情とかそういったことではなく(よく最近言われるような)、企業のマネージメントとして考えた結果です。
これが経営者と従業員の溝を埋める考え方の一つではないでしょうか。
※まだ、私は社会に出ていませんので、偉そうに書くべきでないかもしてません。しかし、「100年に1回」と言われるような不況は絶好の学習の機会であると思い、書かせてもらいました。非常に拙いかもしれませんが、一つの意見としてもらえればと思います。