最強トヨタの自己変革―新型車「マークX」プロジェクト (角川oneテーマ21)/福田 俊之
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企業人にとって市場競争力に富んだ商品が溢れた企業で

仕事できることは幸せなことだ。

しかし、理想であって売りづらい商品も多々ある。

また営業・販売職がネガティブで売れないケースもある。



営業職に売ってもらうために仕掛けをするなら、自分ならなにをするか?



この本はトヨタを長年、引っ張り続けたマークⅡの変遷である。



「安定、維持だけでは未来は切り開けない」という人もいる。

でもマークⅡほど知名度が高くなったものを

変えることはギャンブルともいえる。



そこでトヨタ社員がとった行動。

「売れなければおかしい」と言えるくらいのクルマに仕立て、

販売店であるトヨペットを再活性化させる起爆剤とする。


そして、『トヨタ』を自己分析するために

商品開発やマーケの社員は

『トヨタの弱さ』を徹底的に研究したそうです。



過去にとらわれず、攻めに出るということは

言うはカンタンだが、何かしら聖域というような

守りの部分をつくってしまう。


マークⅡという「トヨタとは」とも置き換えられるものへ

メスを入れられるところにトヨタの強さを感じた。

現在、経済不況により苦境に立たされているが、

今も変わらぬ社内環境が存在すれば立ち直ることは間違いないだろう。


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