- 清宮克幸・春口廣対論 指導力 (光文社新書)/松瀬 学
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チーム、いや最小単位である個人において一番大事なことは
技術と、その土台となる情熱だと思っている。
この本では学生ラグビーを代表する2校、その監督にフォーカスをあてた本だ。
(清宮さんは元早稲田監督、春口さんは関東学院の監督である。)
本文の中で「なぜワセダとカントーは強いのか?」という質問があった。
答えとしては「それぞれのあるべき姿」(イズム)がある。と。
当時2校とも素人目から見ても技術的にも秀でていて
なにより自信を持ってプレーしていた。
なぜか?答えはわかった。
『気持ち』なのだ。
だから同じ練習や同じプレーをするにしても
差が歴然とする。
ちなみに、清宮監督は12月などの真冬に表彰式などで
ユニフォームの上にウィンドブレーカーを着ることに反対したという。
理由は?
150人ほどから選ばれた15人しか早稲田伝統の『アカクロ』ジャージ(ユニフォーム)を
着ることは出来ない。
そんな選ばれたメンバーなのに、ウィンドブレーカーで『アカクロ』を隠す必要はない。
胸張って観客に見せるべきである。
伝統は、それだけで相手を圧倒する時がある。
技術的な、戦術的な伝統だけでなく、気持ちに関わる素晴らしい伝統もあることを知った。
もちろん、伝統が弊害もあるが。
これをキッカケに春口さんと清宮さんの本を
読み漁ろうと思います。おそらくコメント載せる機会があるでしょう。
よろしければ、みなさんもどうぞ。