坂本花織の葛藤と成長「アクセルも4回転もないのになんで世界女王やねんって言われて...」



…かつて、男子のエルドリッジや、バトルも4回転を跳ばなかった世界王者と言われていましたけども。

坂本さんと彼らの決定的な差って、要はスケーティング技術ですよね。

彼らは無駄な力を入れないで、ひと蹴りですーっと伸びるスケーティングと、基本に忠実なジャンプ、スピン。

あとは、音楽的な素養。

対して坂本さんは、筋肉で押しまくるスケーティングなんですよね…。

強いて言えば、スピードスケートに近いというか。

でも小平さん、高木美帆さんの方がスケート技術が圧倒的に上なのは、明らかなのだけど。


…そもそもフィギュアするのに、あんな上半身も下半身も筋肉要るか?っていう。

健康的を超えているような。

しかも年々パンプアップしてません?

伊藤みどりさんを遥かに超えた体型というか。


現役で体型が近い、というと樋口さんかもしれないですが、樋口さんは元々の体質もありますが、あんな筋肉質じゃないし。

樋口さんは、確かにパワーはあるけど力で押すタイプでもないし。


一番近しいのは伊藤みどりさんなんでしょうけど、みどりさんの場合、細かった子供の頃からすでにスピードや高さはシニアを凌ぐほどずば抜けていたし、思春期の体型変化や3Aを跳ぶためにああいう体型になったのでしょうから坂本さんと根本的に違うんじゃないかと。

よくみどりさんと比較されていたカタリナ・ヴィットは一見女性的だけどよく見るとかなりの筋肉質でしたね。シャープでしなやかというか。

海外勢で近いのは、昔のスルツカヤとかハーディング?

でも2人とも坂本さんみたいにあんなパンプアップの仕方はしていなかったし…。


男子のブラウニング(30年前に引退したが)は、アイスホッケー出身でしたが、別にパワースケーティングでもなかったですし。

アイスホッケーの迫力がありつつ、でもオシャレなスケートもできる、みたいな。


エルドリッジやバトルが優勝した時は、それなりに擁護する声も多かったですけど。


マイナスな声も聞こえていて本人が気にしているということは彼女のスケーティングに対して疑問に思っている人も一定数いるのでしょうか。

コストナーのような技術や、一昔前のエテリ門下生(リプニツカヤなど)のような音楽的素養を持っていれば、3Aや4回転を持ち出して揶揄されることもなかったんじゃないか、と。


そーいや、中野門下って坂本・三原以降の世代の選手って育っているんですかね。

木下アカデミーや中庭門下はよく聞こえてくるけど、神戸組のジュニアって聞かないような。

…ま、確かに子供から見て憧れるスケートかというと…お察しですわな笑笑。