ヒカル、“タモリ論争”巡るタレントたちとの絡みに「ご馳走様です」



確か、ヒカルが関わっていた「ナポリの窯」運営会社が今回の騒動を受けて謝罪する事態に発展していましたね。

運営会社からしたら余計な仕事を増やされて面倒なことになっているにも関わらず、こういう発言をするというのは…。

昔、タモリが某芸人に向かって「ちょっと受精が雑な感じで生まれた顔」とか言っていたのを思い出しましたが、(現代こんな発言したら大炎上笑)、今このフレーズが似合うのってまさにヒカルなんじゃないかという気がしてきました。

五輪になると特に議論が活発になりますが…。


私はPCSは実績と流行(トレンド)点なのではないかと。


2003-4シーズンからでしたっけ、現行採点の運用が始まったのは。

トリノ五輪シーズンまでは、PCSに関して世間ではさして話題にもならなかったかと思います。

浅田真央の台頭と荒川静香のトリノ五輪金メダル効果で一気に注目が集まり、本格的に話題になったのが浅田真央がトリノ五輪後、シニアに正式参戦し始めた2006-7シーズンくらいからじゃないでしょうか。

トリノ五輪までは8点台に載せられる選手ってあまりいなくて、該当したのはトリノ五輪の荒川静香、サーシャ・コーエン、イリーナ・スルツカヤ(もしかしたらスルツカヤに関しては2005年世界選手権でも8点台に載っていたかもしれない)、あと2003年GPFの村主章枝とか?

など、ごく限られた選手だったように思います。


今の流れの原形を作り出したのは、韓国のキム・ヨナじゃないですかね。

彼女も、シニア参戦当初こそ7点台が大半を占めていたものの、2007年世界選手権ショートで完璧な演技を披露して8点台に載せたのを皮切りに、ついに2010年バンクーバー五輪で9点台に載せられるようになります。

その原動力は、他選手を圧倒するスケーティングスピードとパワー。あの細身の体からよくもまぁと感心させられたものです。

そしてそこから繰り出されるジャンプの幅・高さの質の良さ、他のエレメンツもレベルの取りこぼしがなく、さらに加点をキッチリ取ってくるスタイルを作り上げた最初の人じゃないでしょうか。

2009年世界選手権でスケーティングスキルの高さを見せつけつつ、多少のミスがありながらも表現も手を抜かず、見事初優勝。

この演技が、その次のシーズンの採点方向を定めたのではないか、と思います。

それを垣間見えたのが、翌年のバンクーバー五輪でキムとスケーティングの方向性は違うものの、とてもよく滑るフィンランドのラウラ・レピスト。表彰台には届かなかったものの、PCSで高評価を受けていたのが印象的です。

彼女、フリーはルッツ1回、フリップに至っては構成に入れておらず、途中でサルコウがダブルジャンプになるミスはあったものの、上位に食い込んできたんですよね。

翌月の世界選手権では、有力選手が崩れたというこということもありましたが、その隙をついて見事3位に入っています。

TESはそれほどではないものの、よく滑るレピストをISUはキムの滑りに近い、トレンドに乗っていると見做して評価をしたのではないかと。

2014年ソチ五輪では、前年の世界選手権でキムが2度目の優勝、キム同様スケーティングに定評があるコストナーが2位、バンクーバー五輪後にスケーティング指導に定評がある佐藤信夫コーチに師事し、繊細さを失わず力強い滑りに変化しつつあった浅田真央が3位に入ったこともあり、よく滑るスケーティングがまたトレンドになるかと思いきや、2013年GPSでロシア勢が活躍し始めたこともあり、キムを筆頭としたよく滑るスケーティングが必ずしもトレンドとは言えなくなってきてしまいます。

キムと真逆な演技を披露したのが、ロシアのユリア・リプニツカヤ。

スケーティングやジャンプの質はキムに劣るものの、その劣っている部分を補うべく、各エレメンツの前後に工夫を凝らして繋ぎを濃くし、尚且つ「シンドラーのリスト」の世界を団体戦で実に見事に表現しました。

個人戦でリプニツカヤは表彰台に届かなかったものの、この流れを踏襲したアデリナ・ソトニコワがTESの細かい積み重ねや、自国開催の盛り上がりを活かして個人戦で見事金メダル。キム・ヨナは2位に終わります。

そして2015〜16シーズンよりエフゲニヤ・メドベージェワがシニアに参戦。先輩リプニツカヤのスケーティングを踏襲しつつも、ジャンプにタノジャンプの積極的導入、また構成にも演劇的要素を取り入れたことで、パワースケーティングとは真逆の演技スタイルで世界最高得点を次々獲得していきます。

2017〜18シーズンより後輩のアリーナ・ザキトワがシニアに参戦。

先輩達の演技スタイルを踏襲し、尚且つジャンプを全て演技後半に持ってくる奇襲作戦、2ndループが得意という強み、そこにバレエ要素を取り入れた演技で平昌五輪で見事金メダルを獲得。15歳での金メダルは長野五輪のタラ・リピンスキー以来となりました。

(続く)





アナスタシア・グバノワ→もう五輪2回出場のベテランさんなんですね。ロシア時代の天才少女ぶりが懐かしい笑。

ジャンプミスは一つだけ。

ただ、ミュージカルの世界をきちんと表現していました。

ロシア時代に鍛えられたのが活きているじゃないですかね。

繊細さがPCSに反映されないのがなんだか淋しいですね。

昔はこういう演技が評価されていた気がするのですが…。


アデリア・ペトロシアン→4Tは回転不足で転倒。でもそこから切り替えて以降ノーミスなのはさすがロシアのエリート。

公式練習から4Tの確率が良くなかったので、それがそのまま出た形。

緊張と転倒の落胆からか、体がいつもより動いていない感じがした。

中々いいプログラムだし、スケーティングも悪くないと思う。

今回の五輪メダリストがこのプログラムをこなせるか、と言われたらまぁ無理でしょう。

グバノワ同様、PCSに反映されないのが哀しいですね。

PCSは、その時代の強豪国に寄り添う評価なのでしょうから…国際大会に出られないハンデをモロに受けた感じですね。

戦争は、いつ終わるのか…。


千葉百音→濱田コーチは、未来を見据えたプログラムを与えたのだなと。

ロシアがいつ復活してもいいように、繊細さを失わせない練習をさせているのが見て取れます。

…が、ジャンプのランディングに幾つか不安な要素があるな…と思っていたらやはり回転足りないジャンプが幾つかありましたね。

4回転の練習もしているそうですが…多分習得するのは難しいように見えます。

申し訳ないですが、このプログラムに今回のPCSはやはり不相応に思えてしまって。

よく言えば軽やかで綺麗ですが、見方を変えればエッジに深み(粘り)がまだまだ足りない。

4回転や3A習得は現時点では現実的ではないでしょうから、スケーティングの奥行きを広げてもらえたらいいかと思います。


アリサ・リウ→雰囲気イケメンならぬ雰囲気スケーターという感じ。

とにかくジャンプを全て回り切って降りたこと、他の要素もレベルを落とさず、マイナスが付かない出来だったのが、優勝の要因。

…それ以外に、特に感銘を受けた箇所はないというか…。

もう少し早く復帰して、大技を入れられていたら…とも思えます。

現状、スケーティングが飛び抜けて上手いわけでもないし、表現が凄く上手いわけでもない。

ただ、スケールは大きいですから、3回転までの演技だと物足りなさを感じましたね。


坂本花織→公式練習からトゥジャンプに不安があるなと思っていました。後半のフリップでバランスを崩してしまい、トゥループが付けられず。これが金メダルを逃した要因になりました。

神戸組は曲かけ練習の際、ミスをしてしまうとその時点で曲をストップさせるのだとか。

要はノーミスで滑れるようになるまでは通し練習をさせないということなんでしょう。

今もその方式でやっているのかどうかわかりませんが、もしまだ継続しているのだとしたら、この練習方法は考え直した方がいいです。

フィギュアスケートは、ノーミスで終わることの方が珍しい競技です。

通し練習の際は、ミスをした場合の原因を追求することは勿論大事ですが、同時にリカバリーの練習をさせることも大事なのでは?

ずっと怖い顔をして滑っていたので、愛の讃歌ということを忘れてしまいそうな演技でした。

しかし、審判は…明らかに硬い演技だったのになんでこんな不相応な高いPCSを付けた?笑

個人的にツボだったのが、解説の鈴木明子さんが冒頭の2Aを「極上の2A」とべた褒めしていたのに、プルシェンコがロシア国内のスポーツ紙に「冒頭の2Aでつまづいたことで、彼女は自信を失った」と論評していたことです。私はプルシェンコ派ですね笑。


中井亜美→なんというか…彼女に興味がないので今まで真面目に見たことがなかったのですが…。

改めて見るとこのプログラム、彼女に合っていないのでは?

別に滑りが下手とは思わないのですが、曲調からして、繊細さとダイナミックさの両方が求められると思うのです。

つまり緩急の使い方が求められる。

これをシニア1年目の彼女にやらせるのは無理があったと思います。

一生懸命表現しようとしているのは伝わるのですが、繊細な演技がまだ出来ない、スケーティングも力強さが足りていないので、観客も戸惑っていたというのが正直なところではないでしょうか。

しかし、改めて長野五輪のミシェル・クワンとタラ・リピンスキーは凄かったなと。

SP1位2位でどちらもノーミス対決でしたからね。

あれは痺れた、というのを思い出してしまいました。