オリンピックチャンネルより
マイケル・ワイス(アメリカ・SP8位)
マラゲーニャより
長野オリンピックに続き2大会連続出場。
演技前に奥さんとお父さんが映し出された。
コンビネーションジャンプの4Tは回転不足+両足着氷。多分セカンドに3Tをつける予定だったのだろうけど2Tに。
でも、4Tの出来が悪かったのでこれは2回転にして正解。
3Aはなんとか踏みとどまり、ルッツはクリーン。
きちんと深く座ったシットスピン。
マラゲーニャの世界を構築すべく、目線にも気を配っていました。
本人、演技前は不安そうにしており演技終了後ガッツポーズをしたのはとりあえず滑り切れたことへの安堵でしょう。そして親戚一同は皆感激の嵐。
フィンランドジャッジ4.9は厳しいなぁ。
一番滑走なのであまり点数を出せないにしても、ねぇ。
セルゲイ・ダビドフ(ベラルーシ・SP15位)
ニック・ペリートの「judith」より
若いなー、ダビドフさん笑。
ルッツの軸が外れて一瞬ヒヤッとしたけど、スケートが綺麗だしスピードもある。ワイスより速いんじゃないかと思った。スピンも早いし。
もう少し後ろのグループならもうちょっと点数出たかな。
顔だけ見ると10代かと思えるけど実はもう20歳をとっくに過ぎていたという笑。
若さ弾ける演技だから尚更そう思ったのかも。
ステップでもう少しエッジが使えればよかったかな。
日本、ブルガリアのジャッジ厳しいなぁ、4.6だって。
ステファン・ランビエール(スイス・SP16位)
お坊ちゃんだったランビエール先生ですな。
Vuelvo Al Surより
細かな振付でしたが、スケーティング自体がまだジュニアっぽさが抜けていませんね。
2Aでつんのめりそうに。ホントアクセル苦手なんだなぁ。
鉄板芸であるスピンで会場を沸かせました。
3A、4回転がないせいなのか、得点が低く抑えられ、会場がざわつきます。
… 5.0を付けた日本のジャッジはダビドフになんで辛口採点したのだろうか。ダビドフとランビエールにそこまでの差があったようには見えなかったのだが。
イ・キュンヒョン(韓国・SP28位)
ゴットファーザー他
長野オリンピックに続き2大会連続出場。
長野の頃はまだあどけなかったですが、4年経って大人の男性になりオリンピックの舞台に帰ってきました。
スピードが…とにかく無い。滑りの質は悪くないし、音感もそれなりにあるのだろう、と思わせるところもあり…3F-3Tを予定していたのかもしれませんがフリップが回転不足でステップアウトしてしまい、2Tを付けます。
ソロジャンプの3T、2Aもギリギリで着氷。
元々不安定な選手でしたが…。
うーん体調でも悪かったんですかね。
どこか覇気のない演技でした。
当時21歳。2003年に引退。
引退後はコーチに転身します。
…が、かなりの素行不良だったようで。
国内で人身事故を起こしたにもかかわらず救護措置を取らず逃亡して逮捕されたり、生徒に対して度重なるセクハラ疑惑、体罰及び暴力で物議を醸し出していましたが、遂に2022年8月、生徒(しかも未成年)に対して性的暴行未遂事件を起こし、逮捕されます。2023年1月に懲役4年の実刑判決、40時間の性暴力プログラム履修と児童・青少年及び障害者施設の就労制限が10年という裁定が下りました。
彼の父親、兄はスピードスケート選手だったそうですが、こちらも性的暴行疑惑があったのだそうです。
恐ろしい人物ですね。
いずれにせよ、フィギュア界から永久追放なのは間違いありません。
バフタン・ムルバニゼ(ジョージア・SP18位)
チャルダッシュより
もう、出立ちからすでに濃ゆい個性が出まくってます。
3Aは高さはあったのですが軸がブレブレになって転倒、コンビネーションにならず。
ですが、ステップ2連発で会場を盛り上げました。
もう少しスピードがあったらなお良かったかな。しっかしオーストラリアジャッジキツイなぁ、この演技に3.6はねぇだろ、と思うのですが。