オリンピックの公式HPより

わりかし最近の大会であれば、映像が見れるっぽい。


ステファニー・ザン(オーストラリア・SP25位)

スピードが…とにかく無い笑。

ステップやスパイラルもおぼつかない出来。

姿勢は綺麗なんだけど。

レイバックの回転が異様に短いような。

ルッツが回転不足?でお手つき。フリップ、3回転してたっけ?という。

当時16歳。

2002-03シーズン後に一度競技から遠ざかったようですが、2012-13シーズンに復帰。

その後はまた引退?したようです。


村主章枝(日本・SP7位)

シューベルトのアベマリアより。

前滑走者よりも明らかにスピード感がずば抜けて違う。

2000-01シーズンより佐藤信夫コーチに指導を受け始めて、早くもその効果がありありと出ています。

ステップの足捌きがとにかく軽快。見ていて気持ちが良い。

レイバックスピンは体の粗が出ないように、足を出来るだけ真っ直ぐにしており工夫された姿勢で丁寧に、そしてデスドロップでは正反対な豪快さを見せて審判にアピール。

フルッツなものの、彼女の場合は寸前までアウトエッジで滑ってきて踏切の瞬間にインになってしまう珍しいタイプ笑。

ジャンプ全体がこの頃はダイナミックでしたね。

きっちりしたトゥジャンプを跳んでいます。

ダイナミックさだけでなく、繊細な表現もできています。

正に音楽を上手に使った(樋口先生談)振付。


ユリア・レベデワ(アルメニア・SP27位)

うー…。何だかスケート場に初めて来たのか?と突っ込みたくなるような出来。

スケーティングそのものがまるで出来ていない。

普通に滑っていても、転けるんじゃないかとすら思ってしまうほど。

技術点はジャンプの要素を満たせなかったこともあり、見事にオール3点台。

プレゼンテーションも3点台がちらほら。

当時24歳。

おそらく、今大会SPが現役最後の試合となったようです。


モイツァ・コバチ(スロベニア・SP19位)

アルベールビル、長野、ソルトレイクシティと3大会出場の大ベテラン。

ルッツがハンドタッチになってしまったものの、まずまず演技をまとめて本人納得の出来。

スパイラルに象徴されているが、全体的にエッジに伸びと深さがあれば、かなり演技内容も変わって、振付もかなりやれる事が増えるのになぁと。


サラ・ヒューズ(アメリカ・SP4位)

シャルル・グノーのアベマリアより。

…うーん。これで村主さんより上なんだ?というのが今見ても疑問符が付く出来。

SPの出来だけ純粋に評価したら

4位セベスチェン

5位村主

6位ヒューズ

となっても別に不思議じゃないように思えるのだが。

村主さんとヒューズを比較するとフルッツは一緒だが、ジャンプの質が明らかに村主さんより悪い(ヒューズはプレロテ気味?で、着氷も回転不足っぽく見える)し、スケーティングは村主さんよりも明らかに伸びていない。

コンビネーションは村主さん+2Tに対してヒューズ+2Loで難易度は上げているけど、その他の要素の出来や質がイマイチなので結局相殺されちゃうような。

スパイラルの姿勢に関してはヒューズに軍配が上がりますけど…。

まぁ結局プレゼンテーションで上げられちゃっているという始末…。

前年、ワールドで銅メダルを取って、GPシリーズではクワン・スルツカヤに勝った試合もありましたし、そもそもSPでミスはしていないので、審判団もあまりシビアに採点する気は無かったというのが実情だったのでしょう。