赤ワインの余白に:昔の本ちょい読み | 余白やの余談

赤ワインの余白に:昔の本ちょい読み

そんなわけで昨日、ようやく年賀状は投函しました。それにしても、新年の飾り物とか門松とか随分少なくなりましたし、元旦の日の丸掲揚は、わが家の近くではついにゼロでありました…というわけであります。

 この2、3日、何となく書棚近くで過ごす時間が多かったので、昔途中まで読んだ本やら全く読んでない本、読んだけれどすっかり忘れた本の背表紙などをちらちら目に止めることになって、何冊か手にとって昨夜もちょい読み。例えば石原吉郎の短いエッセイなどを30ページほど読んだのですが、40年程前はああいった密度を持った文章が何気なくフツーに新刊書店の店頭に並んでいたのだなぁ、と例によって感慨深し、です。生田耕作の本(奢霸都館)や現代思潮社の本が地方都市のちょっとした書店でも手に入った、そんな時代があったのだなぁ…。『サンチョパンサの帰郷』(装丁は確か池田龍雄だったかな)も持っているはずだけれど行方不明。今年は昔の本の整理&ちょい読みも少しやってみましょう。