How old am I ?

日経朝刊の久間十義のエッセイに、実年齢はどんどん加齢していくが幾つになっても十代後半の気分でいる困った私、みたいなことが書かれていた。似たような感慨というか慨嘆は自分もしばしば感ずるところではあります。
　夕刻から夜にかけて、たまたま文学や表現をめぐる保坂和志氏の話を間近で聞ける機会があったので、早速上記のモンダイについて保坂さんのセルフイメージは何歳あたりで停滞（？）してますか、みたいなことを尋ねてみようかな、とちらりと思ったのだが一呼吸遅れてしまって果たせなかったス。ま、いいでしょ。
　とはいえ、これは案外「ま、いいでしょ」と簡単に片付けないほうがいいのかも。いや、保坂和志にこの問いを投げかけられなかったことがではなくて、こういう問いが割合簡単に成り立ちそうなことが、です。人事上の困ったことの大半は、セルフイメージと実年齢のズレに起因するという説もあるわけですから。われらはいったい何処へ向かうのか？