少し前に同じようなことをブログに書いていましたが、思うところがあり削除したので、書き直しました。
なお、既に美容整形手術を受けられた方を否定するつもりは全くありません。
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私はこの先、下手したら死ぬまで、人前でマスクを外せないと思います。
小鼻縮小の手術で、肉を切られすぎて不自然な形状な上、縫い目も凹んで目立っていて、とてもじゃないけど人前に出られません。
今後皆がマスクをしなくなっても、私は真夏でもマスクをしなければ外に出られません。
マスクなしでは、恐ろしくて人と接することができません。
最近はそういうことばかり考えてしまい、閉塞感でいっぱいになり、頭がおかしくなりそうです。
手術を受けると決めたのは自分なので、こうなったのは自分の責任ではあります。
美容整形は医療行為だから、安心安全なのだと思い込んでいた、世間知らずで無知で浅はかな自分のせいです。
そうは言っても、自分で切って縫ったわけではないので、100%自己責任だと思えないのも事実ですが…
でも、893に真っ当な仕事をしてくださいと言っても無意味なのと同じで、形成外科での修練も積んでいない、ただのJSAS美容外科専門医に、まともな手術を求めた自分が愚かだったと今は心から思うので、執刀医を恨む気持ちはありません。恨むだけ無駄というか。
それにしても、鼻の整形に全部で100万(正確には、実害のある小鼻縮小の手術2回分の70万)を費やして得たものが、一生人前でマスクを外せない顔。
こんな馬鹿げた話はないです。
今、美容整形手術を考えている方には、誰も私のようになってほしくありません。
SNSやブログやYou Tubeやらには、美容整形で人生が好転して幸せそうな人の情報が溢れていますが、私のように取り返しのつかない事態になって人生がめちゃくちゃになった人もいます。
美容整形手術は、いくら形成外科での修練、研鑽を積んだJSAPSの美容外科専門医であっても、時にあり得ないようなとんでもない失敗をすることがあります。
Twitterを見ていれば、そういう情報を知ることができます。
美容整形手術を受けた人が、よく「失敗も覚悟の上で受けました」なんて言っているけど、
失敗される覚悟が本当にできている人なんて、ほとんどいないんじゃないかと思っています。
失敗されて、マスクなしでは人前に出られなくなることが、どれほど辛く惨めなことなのかは、経験してみなければわからないからです。
これまで当たり前にできていたことが、当たり前ではなくなり、自分の世界がどんどん狭くなっていく辛さ。
人の顔を直視することができなくなり(羨ましすぎて見ていられない)、リアルな人だけでなく、テレビを見ることもできなくなる不自由さ。
他にもたくさんあります。
こんな鬱屈した日々を何十年も(下手したら死ぬまで一生)続ける覚悟ができると言うのなら、今の生まれたままの顔を受け入れて、正々堂々と生きていくことも十分できると思うのです。
美容整形失敗のリスクは、負ってはいけないリスクだと思います。
人間である以上、顔は何をするにもついて回り、顔から逃げることはできません。
鼻が豚だろうとデカかろうと丸かろうと、目が細かろうとまぶたが重かろうと、人中が長かろうと何だろうと、今ふつうに人前でマスクを外せるのなら、歯医者に行けるのなら、美容室に行けるのなら、外食できるのなら、その顔は絶対に守らなければならない、替えの利かない、大切なお顔なのです。
その大切な顔に不満を抱いて他人に委ねた結果、人前でマスクを外せない顔になり、外に出られなくなり、人生のレールから外れて、こそこそ隠れるように生きる方が、ブスであることよりも、よほど不幸だと思います。
美容整形手術の成功率、安全性は100%ではなく、失敗した時のダメージは計り知れず、人によっては、恋人や家族、仕事を失う可能性もあります。
それでもなお手術を受けたいと思う人は、一度心療内科なり、民間のセラピーなどを受けられたほうがよいかもしれません。
それほどまでに冷静な判断ができなくなっていることを自覚したほうがよいと思います。差し出がましくて申し訳ないですが…。
自分の顔が嫌いでたまらなくて、手術で変えるしかない!そうでないと、もう生きていけない!と思う気持ちは痛いほどわかります。
私もそうでしたから。
でも、それで行動した結果、今は元の顔がどれほど有り難いものだったのかを思い知りました。
どれほどブスでも、マスクをしなくても人前に出られる顔を持っているだけで、ほんとうは十分恵まれているんです。当たり前すぎて気づいていないだけなんです。
私の言葉なんて、ほとんどの人に響かないと思います。
文章も下手だし、同じようなことをくどくど書いているし。ウザいと思います。
でも誰か一人でも、今の顔の有り難みに気付いていただけたら、うれしいです。










