長らく登場の機会がなかったホワイトハウス報道官が、
久し振りに先日から会見を実施するようになりました。
 
Spokeswoman_2020.05.23

新しい報道官のケイリー=マケナニー(Kayleigh McEnany)氏は、
32歳の弁護士でもあり、やはりアメリカ合衆国においては、
法曹資格は政治にアプローチする1つのパスポートですね。
 
Spokeswoman_2020.05.27
 
マケナニー報道官の今後の活躍が期待されるところですが、
彼女のボスであるドナルド=トランプ大統領は、相変わらず
ツイッターにバンバン投稿しているので、
報道官を置く意味あるの? という声も。
 
昨日このブログでも触れたミネアポリス市における
白人警官による黒人逮捕者への暴行陵虐事件に対する
抗議に端を発する一連の暴動についてもトランプ大統領は、
かなり過激な投稿をしていましたね。
 
Spokeswoman_2020.05.29

「(暴動の)収奪が始まれば、(軍の)銃撃が始まる」
(when the looting starts, the shooting starts.)

トランプ大統領とすれば、抗議のデモはまだしも、
暴徒による無秩序を放置する気はさらさらなく、
収奪等の犯罪行為は蹴散らして鎮圧してやる、
と力強く言い放っています。

「さっき、ミネソタ州知事と話して言っておいた。
 お前さんには、ずっと軍隊がついてるんだと。」
とまでツイッターでつぶやいています。

合衆国市民とはいえ、暴徒には全く手加減しないぜ、
ということで、市民を銃撃することに躊躇はないようです。

また、この73歳の大統領は、別のツイッター投稿で、
加害警官を訴追すべきと述べてる38歳のミネソタ市長を、
「無能な急進左派の市長」 と侮蔑的に呼んだりしてます。

こういう歯に衣着せぬ言動が、
支持者のハートを掴むのでしょうが、
これまでの大統領とは毛並みが違うと言うか、
全くの規格外と言うしかないように思われます。
 
Spokeswoman_2020.05.29

こうして、ジミー=カーターからバラク=オバマまで、
トランプ以前の歴代大統領を眺めると、在職中は、
弱腰だとか、好戦的だとか様々な批判を受けたり、
弾劾訴追を受けたりと、いろいろな大統領たちです。

ただ、そうした毀誉褒貶の幅というか殻を大きく突き破ってるのが、
現職のドナルド=トランプ大統領だと言うことができると思います。
そんな規格外なプレジデントの言動から今後も目が離せません。
 
 
[上記引用:2020年5月23・27日 CBS、5月29日 ALJAZEERA ]
 
 
[ 2020.05.30(土)日刊 ]