実は最近、勤務地が変わりましてね。
駅からちと遠い場所への配属になったため、これまでの「電車+徒歩通勤」から、「電車+自転車通勤」への変更を余儀なくされたのですよ。
なもんで、自転車を購入したのです。
とはいえ、そんなにいいものを買ったわけではありません。
そこそこアップダウンのあるルートのため、変則付きのものにしたいという条件のもと、某大手ショッピングセンター系列の自転車屋で、お手頃価格のものを購入しました。
自転車に乗るなんてかなり久しぶり。
最初はおっかなびっくりだったのですが、ようやく少し慣れてきて、サイクリングライフを満喫しているところでございます。
ただまあ、安いのを買っただけあって、満足な愛車だとはなかなか言い難いんですよね。
変速してもチェーンが噛みあわないことがよくあるし、
サスペンション的な部分があまり無いのか、段差のある場所では腕と尻に結構な衝撃があるし、
ちゃんと固定しているのに、体重移動をするとサドルが回転するし、
そもそも、サドルってのはこんなに硬いものだったっけな?という根本的な疑問すら湧いてくる始末です。
しかし、購入してしまった以上、ネガティブなことばかり考えても仕方がありません。
思えば私は、高校大学の8年間、自転車通学でした。
(3+4は7じゃないの?とか聞いてはいけません)
当時はかなり自転車を乗りこなしていた印象があります。
ということは、ただ単に慣れていないから、不満な点ばかりが目についているのかもしれません。
だから、もう少し時が経てば、工事に工事を重ねている為かツギハギが多いこの通勤ルートも、すいすいと移動できるのではないかと思うのです。
「そうだよ。慣れれば問題はないさ」
私はそうひとりごち、これからお世話になる自転車を、慈愛に満ちた目で見つめるのでした。
・・・・・・すると、車体にこんなシールが貼ってありました。
『悪路・荒れ地走行禁止』
だ、大丈夫かなぁ・・・・
「注意」とかじゃなく、「禁止」と記されているところに、そこはかとなく不安感が・・・・・・・