35.「空想科学読本11」柳田理科雄 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

35冊目

「空想科学読本11」

柳田理科雄

メディアファクトリー



空想科学読本11/メディアファクトリー
¥1,260
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言わずと知れた超人気シリーズ最新刊です。




今回もいつもの如くいつものように応募された質問に答える形式なのですが、少しテーマを縛ってありました。




その縛りは、「現在進行形の作品を多く扱う」こと。




質問をしてくるのが基本的に中高校生のため、あまり詳しくない作品が多くはあったのですが、そこは空想科学の力。




存分に楽しませていただきました。




面白かったテーマとしては、




「アンパンマンのアンパンチの威力はどれほどですか?」


「初音ミクの髪の毛は、重さがすごくないですか?」


「『ドラえもん』に、電話の受話器が飛び上がる描写がありました。起こり得る現象でしょうか?」




あたりですかね。




特にアンパンチの威力はすさまじい!




理論的に言えば、ばいきんまんの「バイバイキーン」という捨て台詞すら聞こえるはずのない速度で殴ったものが吹っ飛んでいく、という結論に驚愕しました。




え?現在進行形っていっても、長寿作品じゃないか、ですと?




いやいや、「とある科学の超電磁砲」とか「ぬらりひょんの孫」とか「デュラララ!」とか「黒執事」とかも取り上げられてるんですよ。




それらのネタも楽しいんですけど、それよりも慣れ親しんだ作品のネタが面白いだけで・・・




なので最近の作品が好きなおぼっちゃんおじょうちゃんにも楽しめる内容なのではないかと思いますよ(苦しい言い訳)




てなわけで、しっかり堪能した11巻でした。




次回作も楽しみでございます。