幼き日のおもひで 小1入院ライフ・エピローグ | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

さあ、読了本レビューも書かなきゃならないのでちゃっちゃと終わらせましょうか。






退院した翌日は、小学校の音楽会でした。



前日にお誘いしてもらっていたので、クラスの出番だけでも見ようかと出掛けたわけです。



季節は冬。
場所は講堂。
見に来た保護者や近隣の人たちは、ゴザを敷いた上に直座りです。



寒いなー、何かやだなー(稲川淳二風)なんて思っていたら、担任にあっさり見つかる私。



まあそりゃあ、見に来てる小学生なんて私くらいしかいないので、当然目立っていたのでしょう。



先生は私の腕を掴むとこう言いました。



「合唱は練習してないから無理やろうけど、合奏だけでもやらへんか?ピアニカの『きらきら星』は1学期にやってるからできるやろ?」



はい来ました。
昨日立ったフラグのせいでイベント発生。



入学して初めての音楽会だし、ピアニカだったら最悪吹いてなくてもそう影響はないし、思い出としてやっときな、的な気遣い溢れる提案。



断るに断れず、私には了承する以外の選択肢はありませんでした。



で、合奏に参加。



私がピアニカ片手にクラスに混じると、退院があまり知れ渡っていなかったのか、クラスメイトは「えっ!?」というようなリアクション。



退院したクラスメイトを温かく迎え入れるというよりは、不登校の児童が突然やって来たような雰囲気になった気もしますが、そこは気合いでスルーして演奏。



無難に終わらせ、頃合いを見て帰宅。



そして、









夕方頃、体調を崩して、がっつり嘔吐。



(退院ゲロイベント、終了)





入院している間はあんまり体調が悪いとは思っていなかったのですが、やはり身体は弱っていたのだな、と痛感した出来事でした。





そんなこんなで私の入院ライフは、胃液の酸っぱい味の記憶とともに幕を閉じたのでした。