53.「珍しい物語のつくり方 本格短編ベスト・セレクション」本格ミステリ作家クラブ・編 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

53冊目
「珍しい物語のつくり方 本格短編ベスト・セレクション」
本格ミステリ作家クラブ・編
講談社文庫




時代も国籍も超えて、縦横無尽に展開される本格ミステリの名作たち。

「本格」初心者にも、生粋のファンにも愉悦をもたらす極上のアンソロジー。

収録作家…東川篤哉、黒田研二、霞流一、柄刀一、佳多山大地、道尾秀介、森福都、浅暮三文、田中啓文、石持浅海、岩井三四二、蒼井上鷹、米澤穂信、小森健太朗 解説・杉江松恋




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上記の『収録作家』順に作品が収められているのですが、



東川さんのを読んで、とある疑念が。



そして次の黒田さんのを読んで、疑惑は確信になりました。



この本、読んだことあるorz



以前、講談社ノベルズで出ていた「本格ミステリ06」を文庫化して改題したのが、この本だったようです。



タイトル変えないでおくれよ。
ついつい買ってしまったではないか。



しかも、普段あんまりアンソロ短編集とか読まないのに、何故ピンポイントでかぶるんだよ…。



あー、米澤さんの収録作品が小市民シリーズの「シェイク・ハーフ」じゃないか。



私の初米澤作品だよ、これが。



無念。
目次さえ見ていれば、気付いていたはずなのに…。



とか何とか言いながらも、せっかく買ったんだし、ってことで、全部読みましたけどね。



そんなこんなありましたが、内容としてはなかなかにハイクオリティー。



ミステリ好きな人ならば、読む価値のある本だと思います。