せめぎあい | 町に出ず、書を読もう。

町に出ず、書を読もう。

物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

「おい、何をしているんだ?まさか…」



「決まってるだろう。ここから出るんだ」



「馬鹿なことを言うな!危険だぞ!」



「そんなことは言われなくても分かっている。しかし、このままずっとここに居てもしかたがないじゃないか」



「それはそうだが…。しかし、もう少し様子を見てからでも遅くはないんじゃないのか?」



「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。先のことなんて、誰にも分かりはしない。ただ、このままここに居ても状況は悪化する一方だ。そうだろう?」



「それは…、その通りだ」



「理解できたか。じゃあ、俺はもう行く。あばよ」



「…待て!」



「止めても無駄だ!」



「止めはしない。僕も行こう」



「お前…」



「さあ、行くぞ」



「…ああ!!」





(大雪により道路には積雪。しかし家には食料が無く、買い出しに行かなければならない独居男の脳内葛藤)







はい。


というわけで休日の今日。


行きたくないけど外へ行ってきます。



嫌だなぁ…