40冊目
「魔界探偵冥王星O ウォーキングのW」
越前魔太郎
僕は五年生。クラスでめだつ子供ではない。
なのに、僕が給食をよく噛んでたべていると先生に褒められた日を境に、クラスで一番やんちゃなワル(悪いことをしているからワル)から話しかけられるようになった。
最近、隣町の森に隕石が落ちたことが、ニュースでもとりあげられ話題になっている。
僕とワルは車いすの不登校児・椎野君を誘って、隕石を見に行く計画を立てる。
集合時間は夜8時。
夜のピクニックが始まる。
一方、人間よりも上位の存在である【彼ら】からの依頼を専門に取り扱う探偵・冥王星Oは、【空を歩く男】を捜していた。
新聞記事の切り抜きを元に辿り着いた場所はとある森の中で…
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前にも書いた講談社ノベルズ・電撃文庫のコラボ企画二作目です。
と言っても発売日が数日遅いだけですが。
こちらの作品もこれから次々に出てくるであろう続巻へのプロローグとしていい感じの出来でした。
しかも「ヴァイオリン」とのリンクもあったりなんかして、なかなか楽しませてもらいました。
次巻からは話が展開していくのかな?
「ヴァイオリン」にも出てきた【窓をつくる男】や今作の【空を歩く男】【過去を弄ぶ女】に続く新たな【彼ら】側の登場人物にも期待してしまいます。
しかし現在でももう十冊くらいは刊行予定があるみたいだけど、何冊続くんだろうか?