ノーベル平和賞 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

まさかの受賞、というか、



えげつないほど露骨な脅迫、というか、



オバマ大統領のノーベル平和賞受賞には驚きました。



そもそも、世界的な影響力が一定以上あるような、先進国の元首や閣僚に授ける賞じゃないでしょうに。



ノーベル平和賞を最初に受賞したのが誰か、とかは面倒くさいから調べてませんが、もっと在野で活動しているような、誤解を恐れずに言えば、声を挙げたとしてもあっさりスルーされてしまうような立場の人間にこと相応しい賞なのではないでしょうか。




だからこそ、『実績』があってこその賞だとも思いますし。



確かにオバマ大統領の核廃絶宣言は、実現出来るのなら素晴らしいことだと思いますし、もし実現すれば勿論ノーベル平和賞ものの功績だとは思いますが、実績ゼロの現在、しかも選んでるのはノルウェーだかどこか北欧の機関。



明らかに、
『やれるもんならやってみろ。ってか言ったからにはやるんだよな?でないとノーベル平和賞受賞者のくせに無能、というレッテルが一生ついてまわるぞ。よろしくね、権力者さん』
と核非保有国がプレッシャーかけてるようにしか見えません。



アホらしくなるくらいに政治的です。



だったらサダム・フセインにもやればよかったし、今からでも金正日と李明博にやるとか、他にも独裁政権や軍事政権はいくらでもあるんだから、おんなじようにしてプレッシャー掛けりゃあいいのにやらない。



何でか、っていうと北欧からすればそんなに身近な危機にかんじないから、なんだろうな、きっと。



誰に賞をやるかなんて、結局支持母体が決めることなんだから、ある意味誰にしても勝手なのですが、ノーベル賞にまだ価値観を覚えている私みたいな人間にとっては、



残念だなー。格が下がるなー。



と思えてなりません。



本当に残念です。